宇多田ヒカルさんの歌い方について‏


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皆さん、こんにちは。
ブラッシュボイス、ボイストレーナーの青木亮です。
本日は宇多田ヒカルさんの歌い方について検証してみようと思います。

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宇多田ヒカルさんのビブラートの特徴

宇多田ヒカルさんと言えば、歌い方で何よりも特徴的なのはビブラートです。
ですので、今日はビブラートにフォーカスして話を進めたいと思います。

ビブラートのやり方・かけ方やお悩み改善(かけられない できない 小刻み / ゆるやかなどの表現ができない など)についてはこちらのページもご確認下さい。
ビブラートのやり方・かけ方、その練習方法やコツ まとめ

ビブラートの出し方

まずビブラートの出し方ですが、基本的には腹式呼吸による発声で出します。
(かなり端折った形で話を片付けてしまいますが)腹式呼吸で発声を支えつつ、口蓋垂(のどちんこ)部分を猛烈なスピードで伸縮させるとビブラートが掛かります。

このビブラートの掛け方については実際にブラッシュボイスのボイトレ無料体験レッスンでボイストレーナーの口の中を覗いて頂ければ「あ、なるほど」と感じて頂けると思います。
文章に興すのは少々無理があるので、ざっくり今は書かせて下さい。

で、私が今日書きたいのはビブラートの掛け方の話ではありません。

ビブラートに関するボーカリストの歌い方のパターン

☆宇多田ヒカルさんの歌い方みたいにビブラートが掛かってしまうボーカリストもいる。

☆ビブラートを掛けたくても上手に掛けられないストレートなボーカリストもいる。

☆ビブラートを意のままに掛けたり掛けなかったり出来るボーカリストもいる。

この様にボーカリストの歌い方には3パターンがあるとビブラートに関しては考えて頂きたいのです。
この記事を読んでいるあなたもどれかに当てはまるはずです。

仮にあなたが宇多田ヒカルさんの様にビブラートが掛かってしまう歌い方をするタイプだとすると、ビブラートをかけない歌い方は物凄く難しいです。
かなりの努力が必要になります。
要するに自分が勝負できる土俵ではない土俵で勝負する様なものです。

ビブラートも特性・個性である

声が持って生まれた質感があるのと同じでビブラートも特性・個性です。
その人それぞれの歌い方の良い意味での個性なのです。

だからと言って、ビブラートを掛けたいのに掛けられないままなの?
と言うと、そうではありません。

練習すればビブラート掛けられる様になります。

でも、そこは自分の土俵ではないという事だけを前提に理解しないといけません。
「それでも掛けるんだ!!」
という強い信念があれば、逆に今度はストレートにしか歌えなかった人がビブラートを掛ける様になる歌い方をマスターした新しい個性が誕生します。
だから、ボイストレーニングはやっぱり大事なんです。

自分の特性・個性を十分に理解した上でボイトレすること

で、宇多田ヒカルさんは自分自身の個性を十分に理解し発揮し、ビブラートに高い商品価値を出しています。
むろん、彼女はプロフェッショナルです。

が、しかし、アマチュアでカラオケを上手に歌いたいだけだ!と言う方がいらっしゃるのであれば、

自分の特性を十分に理解した上でボイストレーニングで学ぶものを学んだ方が効率が良いと思いませんか?

ビブラートを掛けられない特徴が自分にはあるけど、練習して掛けられる様になりたいのか?

ビブラートが掛からない特徴が自分にあるから、ビブラートの練習は必要ないと考えるのか?

それぞれに合ったボイストレーニングが色々あります。

※ちなみにブラッシュボイスの体験レッスンでは生徒さんそれぞれの求める方向性をがっつりヒアリングして、本レッスンへ移行しますので生徒さんの上達速度が早いのです。

ビブラートは声質同様にその人の個性である、という点はあまり知られていませんが、重要な事なのです。

株式会社ブラッシュボイス
ボイストレーナー/青木 亮

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