ダミ声、ガラガラした声で歌うコツと注意点

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こんにちは。
ブラッシュボイス・関西ボイストレーナーの堀口です。

今回はダミ声についてお話しさせていただきます。

ダミ声と聞いて連想するのは…
魚市場のおじさん、電車の車掌さん、レゲエシンガーの声!?など、「あ」が「あ”」に聞こえる、ざらっとした芯のある、思わず真似してみたくなる独特な声色ですよね。

魚市場のおじさんは「ウチのが一番新鮮!」「安いよ!安いよ!」など、勢いが必要な言葉でお客さまの気をひくために、勝ち気な性格と自信を表せるダミ声のイメージが強いのかもしれません。

車掌さんの声は「マイクに息がかかって聞き取りにくくならないように」や「案内の内容がお客さま同士の会話に掻き消されないように」などの配慮から、独特な少し高めのダミ声になっているという説があるそうです。

レゲエシンガーの声は、レゲエ音楽特有のグルーブと強いメッセージを効果的に伝える手段として考えると、やはりダミ声が一番マッチするのかな…と思ってしまいます。

ただ、インパクトが強いだけに長時間聞き続けるのは少し疲れる気もしますよね…

そんな良くも悪くも耳に残るダミ声とはどのような発声からなる声なのでしょうか。

ダミ声とは

ダミ声とは濁った声、ガラガラ声、不快な感じの声という意味。ダミ声の「ダミ」には「濁」や「訛」などの漢字があてられます。(日本語表現辞典より)

強く締まった声帯に、息を無理矢理流す事で声が濁りダミ声になります。このため声帯の摩擦の負担が多く、歌声に使うにはあまり良いとされないダミ声ですが、感情を表現するために効果的な使い方もできます。

それでは、次にダミ声を出すコツについてお話いたしましょう。

ダミ声を出すコツ

ダミ声を出す時に注意したいのは、力まない事です。全ての発声の際にもいえる事ですが、力んだ状態で発声すると自由に歌えないだけでなく喉を痛めやすくなります。

特に喉、下あご、舌を楽に保った状態で練習してください。

まず、ぽかーんと口を開けて「はー」と息を出してみます。この時、声帯は開いている状態です。

「はー」とリラックスして息を一定に吐けたら、声をのせてみましょう。「はぁー」と楽に発声します。

では次に「はぁー」と発声したまま、口を横に引いて口の空間を狭くします。口の中の空間を喉の方から徐々に閉じていくよに「あ」の発声のまま口を横に引くと呻き声のような「え」に近い音に変わり、ダミ声になります。

うまくできましたか?

ダミ声を出してみると、息がほとんど漏れていないことがわかります。

歌う時に息漏れが多い方や、高音が抜けてうまく出せない方などもこの動きをすることで声帯が閉じていく感覚がつかめますよ。

ただし、声帯がビリビリと振動していることからわかるようにかなり負担がかかりますので、長時間の練習は避けてください。

いろいろな声を出すボイトレ

いろいろな声を出してみることは、表現力の可能性を広げるためにとても有効です。

ただし、思い込みや間違った発声方法で歌い続けると喉を痛めてしまいます。一旦痛めてしまった喉を完治させるには時間がかかりますし、そのまま戻らなくなる危険性もあります。

喉の強い、弱いや声質には個人差がありますので、それぞれに合った発声に導いてくれるトレーナーを見つける事も長く歌を楽しむ秘訣です。

息の流れや共鳴のポイントなどをボイトレでしっかり基礎を体得することはもちろんですが、たくさん歌う経験を積んでいくことで自身の声のコントロール方法が見つかります。

自由にコントロールできるようになれば、おどけた感じや嫌味な感じなど、いろいろなパターンを試して効果的な声を探してみるのも面白いですね。

関西ボイストレーナー/堀口

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