ボイストレーニングで裏声の発音・滑舌を良くする


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こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

今回は、裏声で英語の発音をよくしたい、滑舌を良くしたい人におすすめのボイトレについてです。

ネイティブではない日本人が英語の発音をしようとすると、日本語特有の5つの母音の色が強くなりすぎて、どうしても角ばった発音になってしまったり、微妙なニュアンスが出せずに滑舌が悪くなってしまったりします。

そこで今回は、そんな日本人の苦手な英語の発音について、特に裏声にフォーカスしてお話ししていきます。

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裏声の発音が上手くできない

裏声も表声も、発声時の口の形、舌の弾き方については基本同じです。(発声される瞬間の口や舌の使い方)
そのため、まずは表声でもしっかりと発音できるようになるということがポイントです。

母音を滑らかに移動させる

日本語の母音は5つだけですが、英語は26個あります。
「え!?そんなに使い分けられないよ!」 と感じる方も多いと思いますが、日本人からしてみれば同じ「あ」でも、ネイティブの方からすると「æ」であったり「a」であったりします。

簡単に言うと、日本人的には曖昧な発音に聴こえます。

例えば「いーえーあーおーうー」と滑らかに発音して見て下さい。(できない方は練習しましょう)
「い」から「え」に変化する際、「い」とも「え」とも言えない曖昧な音の響きが確認できます。

また「え」から「あ」、「あ」から「お」、「お」から「う」も同様です。

これらの微妙な音も滑らかに、同じ質感で響かせながら切り替えられるようにボイトレを重ねることがとても大切です。

発音記号に注意して発音のボイトレを行う

母音の発音の切り替えに慣れたら、今度は発音記号について多少の勉強が必要になってきます。前述したような 「æ」や「a」は発音記号です。

中学校の英語の授業などで目にしたことがある方も多いと思います。

なんだか難しそうだなぁ、と感じる方も多いと思いますが、数はそこまで多くありませんので、一通り発音練習をして覚えてしまいましょう。
今はネット社会ですので、ネット検索で音声で発音まで教えてくれます。

微妙な口の動き、舌の使い方など、動作テクニックを習得しましょう。

習得したらある程度滑らかに発音できるようになっているはずですので、そのまま裏声での発声に活かしてみて下さい。やる前と後では違いが歴然とするはずです。

裏声で滑舌が悪くなる

日本語でも同じですが、滑舌の悪い方の原因の多くは、舌の筋力不足か、発音時の舌の開始位置に問題があります。それぞれについて解説していきます。

舌の筋力不足

舌の筋力が足りないことが原因でうまく舌が動かず、滑舌にも影響してくるタイプです。この場合は舌を鍛える必要があります。例えば、

  • 舌を思いっきり下へ伸ばすように出して10秒キープします。(これを3回程繰り返す)
  • 舌を鼻先に付けるようなイメージでしっかり上方向へ伸ばし10秒キープします。(これを3回繰り返します)
  • 舌を口の中で右回転、左回転、それぞれ10回を2回ずつ行います。

いかがでしょうか?舌が多少痛くなりますが、筋力を使っている証拠です。やり過ぎはつる原因になりますので、出来る範囲で結構ですので行ってみて下さい。

舌は正しい位置から発音できているか

これは日本語についても同じことが言えるのですが、ここではあくまでも英語のということですので、日本語の舌の使い方はマスターしている前提でお話させていただきます。

例えば「Rice」という単語、最初に「R」がきますので、舌を上顎の方向へ巻いてから「ゥライス」のように発音します。しかし「Like」のように「L」で始まる場合、舌は上の歯と歯茎の間あたりからスタートして「L」が発音されます。

このように、発音する瞬間の舌のスタート位置は単語や発音記号によっても様々です。これらが曖昧になってしまうと当然、滑舌も悪くなってしまいます。

前述した発音記号の練習の際に、舌の位置もしっかり抑えながらボイトレをしていただくと改善していきます。初めは意識しながら行わなければなりませんが、慣れると自然と舌が動くようになります。

最初は表声で滑舌よく発音できるかどうか試し、次いで裏声でも試してみましょう。

ブラッシュボイスの裏声の滑舌・発音改善ボイトレ

裏声自体が上手く発声出来ない場合は、いくらこれらのボイトレを行っても改善は難しいため、まず日本語の母音の裏声トレーニングから始めて下さい。

体感として捉える必要があるため、実際にボイトレ無料体験レッスンで体感していただくことも可能です。是非お気軽にご連絡下さいませ。

株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大

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