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2012/5/20に頂戴した質問
質問投稿者:Aqua
質問タイトル:『清木場俊介さんの歌声について』への回答
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以下質問内容:
いつも参考にさせて頂いています。
また質問があるのですが、
自分は清木場俊介さんのような声に憧れているのですが、あのような太いミックスボイスを出すにはどうしたらよいのでしょうか?
回答よろしくお願いします!
清木場俊介さんのような太いミックスボイスを出すには?
お疲れ様です。
ブラッシュボイストレーナーです。
ミックスボイスの出し方やお悩み改善(換声点が上手くいかない・声は出るが、弱々しいなど)についてはこちらのページもご確認下さい。
ミックスボイスの出し方のコツや練習方法まとめ
太いミックスボイスに必要不可欠なのは、喉の開きです。
喉を開くには、以下のような方法が有効です。
1.人差し指を立てて口の中に入れる、その状態のまま「ア」の母音を発声する。
2.下の歯の裏に舌の先をペタッと付ける、その状態のまま「ア」の母音を発声する。
上記の練習を行いながら、まず喉を開けて発声するフォームを固めましょう。
その上で、裏声と地声の中間であるミックスボイスにアプローチしていけば、
太いミックスボイスを手に入れられます。
他にも、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
清木場俊介さんやEXILEのSHOKICHIさんの歌い方について
『元EXILEボーカル、清木場俊介についての質問』への回答
ぜひ実践してみて下さいね。
また何かご不明な点がございましたら、お気軽にご質問下さい。
練習頑張って下さいね。
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清木場俊介さんの発声は腹式と胸式の連動ということですが、もっと詳しく教えてもらえませんか?
しゅんやさん、ご質問頂きましてありがとうございます。
清木場俊介さんのミックスボイスは『腹式と胸式の連動』という事を書かせて頂きましたが、具体的にどういうものなのかをご説明させて頂きます。
清木場俊介さんは基本的には腹式呼吸をマスターされています。
マスターした上で胸式呼吸…つまり息の多い発声(ウィスパーボイスと一般的に言われているもの)を+して織り交ぜて歌を歌う事で歌唱時のフレーズの歌いだしのアタックに強さが出ますし、高い声も出せる様になっていると当社では解析します。
巷では、『腹式呼吸じゃなければ絶対に歌はダメなんだ!!』
という考えが9割だと思いますが、実はアーティストに求められているものは何よりも〝個性”です。
この個性を作り出す事が大事であり、腹式呼吸をマスターして発声が良くなっても、それだけではアーティストという面ではプロとしては足りないのです。
個性が必要です。
話がずれてしまいましたが、腹式呼吸+胸式呼吸を取り込んで一種のトレンドとして成功している清木場俊介さんは素晴らしいと考えます。
ボイストレーニングの観点から結びとして申し上げますと、ボイストレーニングの基本(腹式呼吸など)を完璧に理解し、出来る様になった上で。
その上でどうやって胸式呼吸などを取り入れて自分を敢えて崩し、個性を作り上げてアーティスト活動を行うか?が大事なんです。
そういう事を、ブラッシュボイスではすべてのボイストレーナーの元で、生徒さんに提案しボイトレを行いたいと考えます。
すみません。もう1つ気になることがあるのですが、前におっしゃっていたようにATSUSHIさんと声の出し方は同じですが、ATSUSHIさんは声を前に出して張り上げるというよりは後ろに引いて優しい響きにするという印象なのですが、清木場さんはその逆な気がします。あのお二人は具体的にどのように違うのでしょうか?
少し突っ込んだお話しになりますが。
もし疑問点などがある場合はこれ以上は無料体験レッスンなどを受けて頂いた方が早いと思いますので、是非宜しくお願い致します。
元EXILEの清木場俊介さんと現在のEXILEのボーカルであるATSUSHIさんの違いについてご質問を頂きましたので回答をさせて頂きます。
※ただし、当回答につきましてはあくまでもボイストレーニングスクールブラッシュボイスの一部代表ボイストレーナーの見解としてお読みになって頂ければと思います。
音には倍音というものがあります。
倍音についてはウィキペディアなどで検索して頂きたいのですが、今回については声についての倍音成分についてお話ししたいと思います。
倍音(この場合、特に声の面で学術的に精査されているもの)には整数次倍音と非整数次倍音というものがあります。
・整数次倍音
声が尖りが無くざらついていない質感のもの。
歌手で例える所のコブクロの小淵健太郎さん、CHAGE&ASKAのCHAGEさん、平井堅さん、平原綾香さん、アンジェラ・アキさんの声などがそれに当たります。
・非整数次倍音
声がざらついていて太い成分を含むもの。
歌手で例える所のコブクロの黒田俊介さん、CHAGE&ASKAのASKAさん、桑田佳祐さん、森進一さん、宇多田ヒカルさん、MISIAさんの声などがそれに当たります。
ボーカルデュオでコブクロとCHAGE&ASKAを例えとして挙げましたが、ボーカルのコンビとして相性が良いのは整数次倍音と非整数次倍音の組み合わせです。
この組み合わせでハーモニーを作ると音楽的に三度下や三度上などで必ずしもコーラスを執らなくても相性が良いので綺麗に決まるという事が多々あります。
EXILEの前述している清木場俊介氏とATSUSHI氏も同様で、
清木場俊介氏は非整数次倍音で、
TSUSHI氏は整数次倍音です。
従って、ボイストレーニングの範疇にとどまらず、声質やボーカルスタイルの組み合わせという点において上記2名は組み合わせが良いという事になります。
組み合わせが良いという事と同様に2人の違いも上記の様に整数次倍音と非整数次倍音の違いという事になります。
倍音については全ての音について同様の話しがありますが、日本では声の倍音についての研究は1990年代以降はあまり行われておりません。
中村明一氏の著書『倍音』を参考にして頂くか、もしくはブラッシュボイスの無料体験レッスンなどで詳しくお話しさせて頂ければと思いますので、是非お気軽にお申込み下さい。