ドッグブレスの効果と正しい練習方法

こんにちは。ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの立花香穂里です。

ボイストレーニング(ボイトレ)では、安定した息の使い方ができるように腹式呼吸を練習していきます。

呼吸法のやり方はトレーナーによって様々なアプローチがあると思います。今回は、その中でもポピュラーなやり方、「ドッグブレス」を今回はご紹介していきます。

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目次

ドッグブレスによるトレーニングの効果

ドッグブレスとは、犬が「ハッハッハッ」と短く息をしているような感じで呼吸をする練習方法です。

ドッグブレスは歌う時に必要な横隔膜をうまく使うことにより、無駄な息を吐くことなく楽に発声できるようになります。また小さい声が綺麗に出せるようになったり、ビブラートの練習としても応用していくことができます。

ドッグブレスを使った練習方法

みぞおちから左右に広がる肋骨の下側に手をあててみてください。横隔膜を感じながら練習することがコツです。

自分の横隔膜の位置がわからない方は、肋骨の下側に手を当てた状態で「ハハハ」と笑ってみるか、「コホン」と空咳をしてみてください。身体の中から指を跳ね返すように「ポン」と出てきた筋肉が横隔膜です。

1.まずは息を吐いてみる。
短く小刻みに「ハッハッハッ」と息を吐いていきます。
たくさん回数は続かないと思うので、息がなくなったらゆっくり息を吸ってリセットしてからまた行います。

2.「吐いて→吸って」を繰り返してみる
口のあたりで浅く呼吸しないように気をつけて、横隔膜のあたりで息を吸ったり吐いたりするイメージで行います。
初めはゆっくりめに行い、ドッグブレスに慣れてきたら少しスピードを上げます。
その時しばらく続けられるくらいの力加減で行います。

3.声をつけてみる
今度はドッグブレスを繰り返しながら「ハッハッハッ」軽く声をつけてみます。
この場合、無理に息を吸わなくて構いません。小さめの軽い声で繰り返せるとよいと思います。
また歌の歌詞なども一文字ずつドッグブレスを使いながら発声してみます。
特に英語の発音には腹式呼吸は大切ですので、ドッグブレスを使って歌ってみると効果があり
ます。

いずれの場合も、以下のポイントに気をつけてトレーニングしてみてください。

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