ボイトレは必要ない?ボイストレーニングって必要?やったほうが良いの?

こんにちは。
ブラッシュボイス・関西ボイストレーナーの堀口です。

歌うコトを仕事にしている人たちにとって「ボイトレ」は欠かせないものです。
ただ、実際のところ歌がウマくなるために「ボイトレ」は必要あるの!?という疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は果たして「ボイトレ」とは?「ボイトレ」は必要なの!?というシンプルな疑問についてお答えいたします!

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目次

ボイトレは必要ない?

「ボイトレは必要ない」
「ボイトレは個性を消すのではないか」
そんな風に考えている方もいらっしゃいます。

以前こういったご相談を頂いたことがあります。
これを踏まえてボイストレーニングの必要性や個性の出し方について解説していきたいと思います。


私は好きな男性アーティストがいて
上手くなりたいので
繰り返し何度も聴いているうちにアーティストの癖や歌い方が似てきてそっくりだとか物真似だと笑われたりします

女性アーティストでも同じようになってしまいます。練習してるうちに自分の個性を消してしまいます。

自分の歌い方とか解らなくて真剣に悩んでます。どうすれば個性を引き出す事が出来ますか。

教えて下さい。お願いします。

2009年06月30日 05:11に頂戴した質問
質問投稿者:ねこにゃん さん
質問タイトル:『個性の出し方☆』


以下:代表の青木が回答

個性の出し方についてご質問がございました。
個性というのはボイストレーニングをすると消えてしまうとか、まずそういうお話が沢山ありますけど、それは間違いです。

ディレクションを上手く出来るトレーナーがレッスンを行えば個性は消えません。
責任を持って個性の出し方についてアドバイスさせて頂きます。

まず、自分に合っている基本の声質を見つける事から始めないといけません。

どうやったら基本の声質を見つけられるのか?

どうやったら基本の声質を見つけられるのか。

『抜けの良い声』…これを出せるようになる事が出来れば個性に近づけると思います。

抜けの良い声とは何かというと「マイク乗りの良さ」の事を言います。

マイク乗りが良いと言う事は、どんなに大きなコンサートホールなどで歌を歌っても遠くまで声が飛んで行きます。存在感が出ます。

その声質を指揮者として従うかのように楽器も付いて来ます。
ボーカリストとしてなくてはならないのが、この”声の抜け”なのです。

抜けを出すのに一番やり易い練習方法は【ボイトレノウハウ3】ハミングだと思います。
ハミングのボイトレノウハウをご参照頂ければその方法はご理解頂けると思います。
・唇の振動。
・少ない息の発声。
ですね。

とにかく、抜けを作る事が個性を出す最短の方法論です。
もちろん、やり方次第ではこれだけではございません。

個性の出し方に悩んでいる方は、是非ボイトレ無料体験レッスンにお越しください。

以下、関西ボイストレーナーの堀口が解説します。

アーティストの歌声を真似ることも、上達に役に立つトレーニング方法なのです。こちらのページではアーティストの歌声を真似る際に気を付けるポイントや応用編について解説しています。
歌の上達の秘訣~真似る~

そもそもボイトレって何するの?ボイトレとは。

  • 本来できるはずの息使い(鼻呼吸・腹式呼吸)に声をのせる
  • 声帯を痛めない発声を身につける
  • 喉の開き方や表情の使い方のバリエーションを増やす
  • リズム・音程を正確に聴ける耳をつくる
  • 自分の歌声を知る

ボイトレはあなたの声に関する悩みを解決するものです。

歌が下手だという方がボイトレに通われているイメージが強いかもしれませんが、歌声に真剣な方、プロであるほどボイトレの必要性を知っています。

ボイトレってどんな時に必要なの?

「今より歌声を磨きたい!」と欲がでたときが、ボイトレが必要になる時です。

現在プロとして活躍されているアーティストの多くは、デビューしてからの方が歌声に魅力が増しています。もちろん人生経験値が上がったという理由もあると思いますが、デビュー後にしっかりボイトレをして歌の基礎を学び続けているのです。

「歌がうまい風」「カラオケがウマい」などの雰囲気上手さんであることに気づき、真剣に歌と向き合った時が伸びるチャンスです。

ボイトレは独学じゃダメなの?

ボイトレの方法についてはたくさんの本が出版されていますし、ネット検索すれば見きれない程の量の情報を得ることもできます。これらの情報を活用すれば、独学で練習できるものも随分多くなっているように感じますが「気づかない」「自己満足」という危険と隣あわせであることは否めません。

現に自分に合った練習・ボイトレ方法を見つけなければどんなに時間をかけても上達することはありません。また、時間をかけて変な癖をつけてしまい、本来もっていたはずの自然な発声方法に戻すことに労力を費やすことなる可能性が多いにあるのです。

自宅でボイトレすることのメリット・デメリットについての記事もありますので、是非ご覧ください。
自宅(独学)でボイトレ

現在ボイトレに通ってくださっている生徒さんたちも月2~4回のレッスンの方が多いので、圧倒的に1人で練習してもらう時間の方が長いです。ですが、定期的に歌声を聴かせてもらえることで、癖になる前に客観的なアドバイスができること、異変に気づけることで早い段階で軌道修正ができますし何より生歌で感覚を伝えることができます。

独学を選択される前に、体験入学のボイトレや活躍されているアーティストさんたちのライブに足を運んで実際に生歌を聴いてみてください。ボイトレに通いたくなるのではないでしょうか?

ボイトレを習ったら個性がなくなる?

20世紀を代表するスペインの芸術家ピカソ。一度観たら忘れられない個性的な構図・色使いの絵画でとても有名ですが、実は絵の基本であるデッサン(主に鉛筆など黒一色の濃淡のみで対象物を描いたもの)が素晴らしかったそうです。

そしてこの基本が奇抜と言われる作風の礎となり、人の心を惹き付けているんだろうなと思うのです。

ボイトレは個性を奪うものではありません。歌の基本となる息の使い方や発声方法を理解してこそ、個性的な表現ができる本当の意味でいい歌が歌える存在になれるのです。

「明日描く絵が一番素晴らしい」作品数でギネスブックに記されているピカソが残した名言のひとつです。基本に戻って崩してまた戻して、たくさん歌って悩んむことであなたの個性は日々進化します。

ボイトレをやった方が良い人は?

先ほども書きましたが、ボイトレはあなたの声に関する悩みを解決するものです。

  • 歌い続けると必ず声が枯れてしまう
  • すぐに喉が痛くなって声がでなくなる
  • 調子がいいときの声の状態を持続したい
  • カラオケだと歌いづらい
  • 毎日2時間は練習しているのによくなっている気がしない

声について悩んでいらっしゃる方は正しいボイトレをされることをおすすめします。

ボイトレをやる必要について

ボイトレは誰もが必ず必要!ではないですし、ボイトレをすれば必ず歌がウマく歌えるようになる訳でもありません。「今より自由に歌いたい」「壁にぶつかっている現状を変えたい」などの思いを伴うことで効果も出やすくなるものです。

ボイストレーナーはみなさんの声の悩みを聞き、原因をつきとめ、本来歌うために持っている機能を十分発揮できる状態に調整する仕事です。声についての悩みがボイトレに通うことであっさり解決することも少なくないですよ。

ブラッシュボイスではあなたの声を聞き分け、的確なアドバイスが可能です。現状から一歩踏み出したいと悩まれている方は、ぜひ一度ボイトレ無料体験レッスンにお越しください。

堀口 愛子

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