音痴を診断する方法とは?音痴の原因と測定方法

こんにちは。ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの立花香穂里です。
ボイトレのレッスンを受けに来られる方の中には、自分は音痴ではないか?と悩む方に相談をよく受けます。
今回は、自分が音痴なのか?と考えている方に向けて、考えられる原因と、自分なりにできる確認できる方法をボイトレの観点から挙げてみたいと思います。

音痴の診断から治し方、改善・克服方法(音痴の種類やトレーニング方法)についてはこちらのページもご確認下さい。
音痴を治すには?改善・克服のためのボイトレ方法

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ボイトレ簡単質問箱

目次

音痴診断の前に:そもそも音痴かどうか

「音痴」といっても「先天的に音が取れない」という本来の意味での「音痴」という人は、かなり少数です。音程を判断する感覚というのは、訓練や積み重ねによって身に着けられるものです。

そして、特別な訓練を受けなくても、小さい時から歌ったり、音楽を聴いたり日々音楽に触れる中でも音感は身についていきます。『自分は音痴だ』と悩んでいるけれど、訓練次第で克服できる方は、以下のタイプに分かれると思います。

音に触れる経験が少ない方

音楽に触れる機会が少ない方、経験的にあまり歌ったり演奏する機会が少なかった方などは、耳で音程を取るということになれていないため、音取りが難しく感じます。

そのため音の高低の判断ができないために、音程が取れないということになります。

身体で表現できない

先ほどの『耳で音の高低を感じ取る』という感覚は実は出来ていても、実際歌おうとしたら声で表現できない方が当てはまります。

この場合、音感に問題があるのではなく、発声でうまく音を表現できないことが原因です。緊張した発声でのど声になってしまう、音の高低をコントロ―ルできない、といったことを改善することが必要です。

音痴診断1:音は取れていますか?

音程に不安がある場合、どの程度違うと感じますか?

  • 実際のメロディーに近いところにいるけれど、ほんの少しずれている気がする。
  • 何となくずれている気がするけれど、高い方にずれているか低い方にずれているかがわからない。
  • 自分で歌っていて、メロディーが上がったり下がったりする感覚自体がそもそもよくわからない。

…など。人によって音感のずれにも程度があります。

この場合、音が外れているというような「違和感」を自覚できれば、(自分が思っている)音痴を克服できる可能性は十分あります。音の高低を判断するのが難しいようでしたら、まずは音の高さの違いを感じ取ることを地道にトレーニングしていくことが必要となります。

音痴診断2:自分で音感を診断してみる

カラオケの精密採点を利用する
最近は、カラオケの精密採点などで身近に音程やリズムなどが自分は正しく歌えているのかどうかわかりやすくなりました。音程に関しては自分の歌った声とカラオケのずれを確認することで、『全体的に低くなってしまう』、『フレーズの入りの音がずれてしまいやすい』などの傾向もわかるかもしれません。

曲の元々の音程と自分の歌った音程があまりにもずれてしまう場合は、音が取れていない場合と、自分のキーに合っていないため無理して歌ってしまっている可能性がありますので、同じ曲をいくつかキーを変えて歌ってみて、それで音が合うかどうかさらに判断するのも良いと思います。

スマホで音の確認できるアプリを利用する
カラオケでなくもう少し手軽に診断する方法として、スマホのアプリを使う方法があります。ピアノ鍵盤のアプリや、チューナーで試してみる方法です。チューナーはギターのチューニングをするために作られているものから、半音ずつ単音で出せるものなど、色々あります。

アプリで音を鳴らしてみて、それと同じ高さの音が出せますか?多少のずれであれば音痴というほどの程度ではないので、トレーニング次第で正しい音程で歌うことが出来るようになります。

録音してみる
音程に自信がない場合、自分の声を録音するのは少し恥ずかしいかもしれません。ですが、音程に自信がない方の場合、声を出しながら“客観的に”音を判断するのが難しかったりします。ボイスレコーダーなどで歌を録音したものをチェックしてみてください。

「音が合っている(と思う)」「外れている(と思う)」という風にぼんやりとでも判断できれば、音の高低はわかる可能性が十分あるので、あとは訓練次第で音痴と思っている部分は克服できます。

トレーナーに正しい判断をしてもらう(ボイトレ)

自分なりに調べてみて、よくわからなかったり、やはり音程の矯正が必要だと判断した場合や、ボイストレーナーに客観的な判断をしてもらうのが良いです。どの程度音を取る力があるのか、また音感を鍛えればよいのか、ボイトレで自分が感じた通りの音程を出せるように発声練習すればよいのかが見えてくると思います。

音痴じゃないかと悩むことにより、声を出すことに自信を無くしてしまう方も多いですが、それは逆効果です。トレーナーに正しいボイトレ方法を教えてもらい、声をどんどん出すことで徐々に良くなっていきます。

いつでもご相談がお受けしておりますので、ぜひ一度ボイトレ無料体験レッスンにお越しください。

株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/立花香穂里

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