エド・シーランさんのように歌にリズム感を生み出すコツ・練習方法

こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

今回はイギリスの人気シンガーソングライター「エド・シーラン」さんの歌についての解説です。

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特に彼の曲は、リズミカルで聞いている人の気持ちを高揚させたり心地良い気持ちにさせたりします。その秘密は彼の歌声や曲であるのは言うまでもありませんが、重要な要素の一つに「リズム感」があります。

どんな曲でもメロディーとリズムがあるのは当然のことなのですが、それに対して縦のリズム感を歌や歌詞に対してもしっかりと表現するのは容易なことではありません。

どのように縦のリズム、アクセントを生み出しているのか、解説致します。

目次

エド・シーランの発音によるアクセントについて

一言で言うと単語の頭文字の発音をハッキリ明確に発音すること。

単語の頭文字の音を舌や息で弾いて発音するのです。息や舌での弾く度合いが弱ければ弱い程アクセントが弱くなります。

このアクセントを意識することで、言葉の音量自体が大きくなってしまう人をよく見かけますが、決して強く発声するということではありません。あくまでも言葉にリズムを付けるためであって音量のコントロールとは違います。

例えば、エド・シーランさんの曲で『Shape of You』という曲がありますが、曲全体通して高音は少ないですし、力強い感じではありません。
低音域で声も力強いというよりはナチュラルな状態、つまり声は張らずに終始リラックスして歌っているにも関わらずとてもリズミカルです。

リズムの頭や単語の頭に来る言葉の発音にアクセントが明確についているのがお分かりいただけると思いますが、歌っていてものっぺりしてしまう、リズム感や表現力が感じられないと言われる方の多くはこのリズム感を歌詞に付けることが出来ていないことが多いのです。

アクセントを付け、リズム感を出すための練習・ボイトレ方法

ではどのようにボイトレすればエド・シーランさんのようなリズム感を歌で表現できるのか。

日本語の場合、子音のトレーニングを行うととても良いです。「あえいうえおあお かけきくけこかこ させしすせそさそ・・・」と「わ行」まで発声を行うのですが、スタッカートで行いましょう。(音を短く切る発声練習)

なので「あえいうえおあお」ではなく「あっえっいっうっえっおっあっおっ かっけっきっくっけっこっかっこっ・・・」というような発声練習を行います。一文字一文字に魂を込めるようにしっかりアクセントを付ける意識を持って発声しましょう。

舌で弾く力が強くなったり(た行、ら行等)、息での発音が強くなる(は行)ことで言葉にメリハリを付けます。ちなみに母音は喉の開閉を利用して発音することでアクセントを強く出来ます。

録音しながら行い、苦手な行や聞き取りづらい行は徹底してボイトレすると良いです。是非試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

アクセントは一見簡単そうに感じますが、やってみると意外と難しい技術です。強すぎたりわざとらしくなったりしてもいけませんので、自然に出来るまではボイトレの中で反復練習しましょう。

日本人では久保田利伸さんやKREVAさんが分かりやすいので参考にしてみても良いと思います。

株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大

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