力強い高音、「通る声」を出すためのトレーニング方法とは。


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高音は出るが、弱々しい。通る高音が出ない。といったご相談を頂きました。

高音域で通る声を出すには
①腹式呼吸
②発声時の腹の使い方
③喉と声の状態
④胸・肩・顎の脱力
これらをしっかり行えていることが重要です。

こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

先日、ハンドルネーム『ゆう』さんより、ボイトレに関するお問合せを頂きましたので、回答していきたいと思います。

【質問内容】高音は出るんですが、弱々しいんです。

高音は出るんですが、弱々しいんです。プロのような重低音がきいた通る高音が出ません。声の圧を高めるというか、お腹を使う発声はどうやったらできますか?よろしくお願いします!

【回答】通る高音発声のために必要なボイトレ

こんにちは。
お問い合わせありがとうございます。
それでは早速回答させていただきます。

高い声を通るようにするにはいくつかポイントがあります。ボイトレの本質でもありますが、身体と声の扱い方のバランスを整えていく必要があります。

①腹式呼吸
②発声時の腹の使い方
③喉と声の状態
④胸・肩・顎の脱力

これらをしっかり行えていることが重要です。

①腹式呼吸

腹式呼吸は基本中の基本です。
当たり前のように必ず行うようにしましょう。

②の発声時のお腹の使い方

そして②の発声時のお腹の使い方
発声している時、お腹周りはどのような状態になっていますか?

適度に圧が入っていればOKです。
腹筋に思いっきり力を入れる、ということではありません。
声と連動して、その声を出すのに必要な圧がお腹周りに入るという感じです。

近い状態といえば、片足立ちなど身体のバランスを崩した時に入るお腹の支えの力です。

発声している時にこの状態が作れていればOKです。

③喉と声の状態

③喉と声の状態について。
これは一番重要です。
高い声になればなるほど、喉は狭くなっていき閉まりやすくなるものです。その為、声が高くなるに連れてより喉を開いていく意識が必須です。

それと同時に声量や息の勢いも確認して下さい。喉を開くとお伝えしましたが、喉が閉まっている人は自然と声量が弱く響きもありません。

喉を開いた状態で息の勢いをつけて発声することで高い声でも力強い声が出せるようになります。

重要なのは喉の開き具合と息の勢い(=声の勢い)です。

④胸・肩・顎の脱力

④胸・肩・顎の脱力について。
③を行おうとすると、ついつい勢いに乗って胸や肩、顎に力が入りやすくなります。
これはNGです。

最初はバランスが取りにくく、胸を脱力しても顎が力むなどがあるかもしれませんが、バランス良くコントロール出来るようにしましょう。

以上です。
目的は同じでも、行う人によって原因は様々です。

そのため、今回の回答で全て解決出来ない場合はボイストレーナーをつけてトレーニングなさった方が良いので、是非お気軽にご相談くださいませ。

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株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大

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