声帯も筋肉。同じ動きを毎日少しだけ積み重ねると、思った以上に通りが良くなる――と実感した3ステップを紹介します。
ステップ1 首ゆらしリリース(30秒)
首をゆっくり左右に回しながら 鼻で吸い・口で細く長く吐く。後頭部〜肩甲骨がスッとゆるむと気道が開き、声が通る下準備が完了します。
ステップ2 バブルリップ(30秒)
息を8秒かけて一定に流しつつ唇を軽く震わせ、パチパチと泡が弾けるような感覚をキープ。息筋と唇の柔軟性を同時にウォームアップできます。
ステップ3 ブーンブーンスライド(30秒)
ハミングで“ブーン”と低音を出しながら顎を軽く上下。音を3音分ほど滑らせて上下させ、鼻腔がビリビリ共鳴すれば声帯がスタンバイ完了。
1)30秒×3つの声ほぐし
ステップ | 動作 | 効果感 |
① 首まわりストレッチ | 肩を回しながら息を吐く | 首と喉の緊張リセット |
② リップトリル10秒 | 唇を震わせ空気を抜く | 声帯に無理なく息を通す |
③ ハミング階段10秒 | 鼻歌で音を上下 | 共鳴ポイント確認 |
所要時間:合計30秒×3セット=1分30秒
2)2か月★ログ(主観)
週 | ★平均 | メモ |
1 | ★★☆☆☆ | 首のこわばりを強く自覚 |
4 | ★★★☆☆ | リップトリルで息が安定 |
8 | ★★★★☆ | 読み上げ声がよく通ると言われる |
3)続けるコツ
- 時計の00秒で開始——数字を見ると30秒が体感で分かる。
- 音量を上げない——息の量を増やすだけで喉負担が減少。
- 週末に録音チェック——1分だけ声メモを録ると伸びを実感。
4)まとめ
たった90秒でも毎日積むと“声が軽い日”が増えました。大事なのは大きな声を出す前に息の通り道を整えること。少時間・無器具でも十分変化を感じられるはずです。
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