こんにちは。ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの立花香穂里です。
今回は「歌が上手くなる方法」というテーマでお話し致します。
「歌が上手くなりたいけど何から始めればいいかわからない」「練習しているのになかなか上達しない」「カラオケで自信を持って歌えるようになりたい」…そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
正しい練習法を知り、コツコツ取り組めば、歌は必ず上達します。年齢や経験も関係ありません。
今日からできることはたくさんありますので、ぜひ最後までご覧下さい。
歌が上手い人の特徴とは?共通するポイントを解説
歌が上手くなる方法を知る前に、まず歌が上手い人にはどんな特徴があるのかを理解しておきましょう。
特徴を知ることで、練習の方向性が明確になります。
安定した呼吸と脱力ができている
歌が上手い人の最も大きな特徴は、腹式呼吸が自然にできていることです。
安定した息の流れがあるからこそ、音程やリズムが安定し、声に芯が生まれます。
また、身体に余計な力が入っていないことも重要なポイントです。
特に肩・首・喉まわりが脱力できていると、声帯が自由に動き、伸びやかな声が出ます。
「力を入れて頑張って歌う」のではなく、「力を抜いて楽に歌う」感覚を持っている方が多いですね。
腹式呼吸については下記の記事で詳しく解説しておりますのでご覧下さい。
音程とリズムの精度が高い
歌が上手い人は、ピッチ(音程)とリズム感の両方が優れています。
どちらか一方だけでは「上手い」という印象にはなりにくいものです。
音程が正確でもリズムがズレていると聴き心地が悪くなりますし、リズム感が良くても音程が不安定だと歌としてまとまりません。
この二つはセットで意識して頂きたいポイントです。
表現力と感情の伝え方が豊か
技術的に正確なだけでは、聴く人の心に響く歌にはなりません。
歌が上手い人は強弱の付け方や声色の変化を使い分けて、歌詞の世界観を表現しています。
サビで声を張るだけでなく、Aメロをあえて抑えて歌う、語尾の処理を丁寧にする…といった細やかなコントロールができているのが特徴です。
歌が上手くなるために最初に取り組むべき基礎練習
ここからは、歌の上達に直結する具体的な練習法をご紹介致します。
初心者の方はまずこの基礎からスタートしましょう。
腹式呼吸をマスターする
歌が上手くなる方法として最も基本となるのが腹式呼吸の習得です。
胸式呼吸のまま歌うと声が浅くなり、高音で苦しくなったり、ロングトーンが続かなかったりします。
仰向けに寝た状態でお腹に手を当て、息を吸ったときにお腹が膨らむ感覚を確認してみて下さい。
この感覚を立った状態でも再現できるようになることが第一歩です。
文章ではなかなか伝わりにくい部分ではありますが、身体で覚えていくことが大切です。
ハミングで声の響きを掴む
ハミング(鼻歌)は、声の共鳴を体感するのにとても効果的な練習法です。
口を閉じた状態で「ん〜」と発声すると、鼻や頭のあたりに振動を感じると思います。
この響きの感覚を保ったまま口を開けて歌うと、マイクに乗りやすい通る声になります。
毎日5分程度のハミング練習を習慣にするだけでも、声の質は変わってきますよ。
ハミングの詳しいやり方は下記の記事をご参考にして下さい。
リップトリルで脱力と息のコントロールを身につける
リップトリル(リップロール)は、唇を「ブルルル…」と震わせながら発声するエクササイズです。
余計な力が入っていると唇の振動が止まってしまうため、自然と脱力の感覚を掴むことができます。
また、息の量を一定に保つ練習にもなるため、歌の安定感アップに直結します。
歌う前のウォーミングアップとしても非常におすすめです。
リップトリルについては下記で詳しく解説しております。
歌の上達を加速させるリズムトレーニング
音程の練習はしていても、リズムのトレーニングを意識的にやっている方は意外と少ないのではないでしょうか。
リズム感は歌の上達において非常に重要な要素です。
メトロノームを使った基礎リズム練習
スマートフォンのメトロノームアプリで構いませんので、一定のテンポに合わせて手を叩く練習から始めてみましょう。
最初はゆっくりしたテンポ(BPM80程度)から始め、慣れてきたら徐々にテンポを上げていきます。
拍の頭だけでなく、裏拍(拍と拍の間)も意識できるようになると、歌にグルーヴ感が生まれます。
好きな曲に合わせてリズムを体で感じる
好きな曲を聴きながら体を揺らしたり、軽くステップを踏んだりするのも立派なリズムトレーニングです。
身体全体でリズムを感じることが、歌うときの自然なノリにつながります。
リズム練習の具体的な方法については下記の記事も併せてご覧下さい。
音域を広げて歌える曲を増やす方法
「高い声が出ない」「低い声が安定しない」といった音域の悩みは、多くの方が抱えています。
音域が広がると歌える曲のレパートリーが増え、歌うことがもっと楽しくなりますよ。
裏声を鍛えて高音域を伸ばす
高音域を広げるために大切なのが裏声(ファルセット)の練習です。
裏声がしっかり出せるようになると、地声との切り替えがスムーズになり、高音のコントロールが格段に向上します。
裏声は「か弱い声」というイメージを持つ方もいらっしゃいますが、しっかり鍛えることで芯のある裏声を出すことができます。
なお、ミックスボイスやウィスパーボイスなどの歌唱方法も、裏声の土台がしっかりしていることが前提になります。
裏声の出し方については下記で解説しておりますので参考にして下さい。
無理のない範囲で少しずつ広げる
音域を広げるうえで絶対に避けて頂きたいのが、無理に声を張り上げることです。
喉に力を入れて高音を絞り出すような歌い方は、声帯を痛める原因になります。
半音ずつ、少しずつ範囲を広げていくイメージで取り組んで下さい。
焦らずコツコツ続けることが、結果的に一番の近道になります。
日常生活でできる歌の練習法とトレーニング
「忙しくて練習の時間が取れない」という方も安心して下さい。
日常生活の中でできるトレーニングはたくさんあります。
通勤・通学中にできること
音楽を聴きながら心の中でメロディをなぞる(イメージトレーニング)だけでも効果があります。
歌詞の意味を考えながら聴くことで、表現力の向上にもつながります。
また、腹式呼吸の練習は声を出さなくてもできますので、電車の中でもお腹の動きを意識してみましょう。
自宅で声を出せる環境があれば
お風呂の中は適度な反響があるため、自分の声を確認しやすい環境です。
ハミングやリップトリルをお風呂タイムの習慣にするのもおすすめです。
また、スマートフォンで自分の歌を録音し、原曲と聴き比べてみるのも非常に効果的な練習法です。
自分では気づけなかった音程のズレやリズムの癖が客観的に確認できます。
歌う曲をしっかり覚えることの大切さ
意外と見落としがちですが、曲をしっかり覚えていない状態で歌うと上達は遅くなります。
メロディ、リズム、歌詞の全てを完璧に覚えたうえで歌うことで、初めて表現に意識を向けることができます。
原曲を繰り返し聴き込み、歌詞の意味を理解しながらインプットしていくことが、上達のための大切な土台になります。
歌の上達で意識すべきマインドセット
練習法も大切ですが、どんな気持ちで練習に取り組むかも歌の上達に大きく影響します。
完璧を目指さず楽しむことが最優先
「上手く歌わなきゃ」というプレッシャーは、身体の緊張を生み、声を出しにくくしてしまいます。
歌を楽しむ気持ちが一番の上達の原動力です。
失敗を恐れず、まずは気持ちよく声を出すことを意識してみて下さい。
楽しんで歌っているときの方が、結果的に良い声が出ていることが多いものです。
比較するのは「過去の自分」だけ
他の人と比べて落ち込む必要はありません。
歌の上達スピードは人それぞれですし、声質や得意な表現もそれぞれ異なります。
大切なのは、昨日の自分より少しでも成長できているかどうかです。
定期的に録音を残しておくと、数ヶ月後に聴き返したとき「こんなに上手くなったんだ」と実感できて、モチベーションの維持にもつながります。
まとめ:歌が上手くなる方法は正しい練習の積み重ね
今回は「歌が上手くなる方法」について、上手い人の特徴から具体的な練習法、日常でできるトレーニングまでご紹介致しました。
ポイントをまとめると、
- 腹式呼吸と脱力が全ての基本
- ハミング・リップトリルで声の質を高める
- リズムトレーニングも忘れずに
- 裏声を鍛えて音域を広げる
- 録音して客観的に自分の歌を確認する
- 楽しむ気持ちを忘れない
ということになります。
文章だけではどうしてもお伝えしきれない部分もありますので、もし本格的に歌が上手くなりたいとお考えでしたら、ぜひ一度ブラッシュボイスの無料体験レッスンにお越し頂ければと思います。
プロのボイストレーナーがお一人お一人の声の状態を確認し、最適な練習法をご提案致します。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/立花 香穂里

