男声を上手に出すためのポイント

今回、女性が男声を出す為の練習方法のポイントについてご質問を頂きましたので、早速解説をしていきたいと思います。
女性が男性のような声を出す場合、喉を太く開くことや響きを低い位置に持っていくと言う事はとても大切です。
結論から先にお伝えしますと、“声質を変える”のではなく”声質を近づける”イメージで練習をする事がポイントです。

ボイトレ簡単質問箱

目次

男声を上手に出すためのポイント

ハンドルネーム : 氷伯
ご質問タイトル : 男声の出し方の練習法
ご質問内容 :

2年くらい前から、男声に憧れて、ネットに書いてあるやり方や練習をやったけど、低く、大きな声を出せるようになったくらいで男声が出せません。何か良い男声の練習はありますか?

声質自体を変える事はほぼ不可能

氷伯さんが、現在どのような声質をされていて、どのような男声を出したいのか明確でないので正確にご回答ができない部分もございますが、もし元々甲高い女性らしい声質の持ち主で、福山雅治さんのような低い男らしいダンディな声を作ろうということであればそれはほぼ不可能です。

声質自体を変える、ということはボイストレーニングの領域ではなく、恐らく医術の領域になってくるのかなと思います。
(※専門ではございませんので医術においても可能かどうかは不明です。)

ちなみに女性が男声を出すための具体的な練習方法については他の記事でも書かせて頂いておりますので、下記をご参考までにお読み下さい。

女性の『男声』の出し方。両声類・多声類とは。

両声類(多声類)になるボイストレーニング方法とは

とはいえ、モノマネタレントさんのように極めて男性の声に寄せることができる方がいることも確かです。
それはその人の元々持っている声質のポテンシャルや、マネしやすい声質のジャンルによって向き不向きがあります。

例えば和田アキコさんのように元々声質が太くて低い方は男性のダンディな声質に近づけることは可能かもしれません。
声質が高い女性の場合、男性でもクリアで女性寄りの高い声質であれば、近づけることも可能だと思います。
(→この場合、例えば名探偵コナンのように女性が少年役のアニメの声を演じるということもありますので参考になるかもしれません)

その人の元々の声質の特性によって近づけやすい声質がありますので、
“声質を変える”のではなく”声質を近づける”イメージで練習していただけると良いと思います。

文章だけですと伝わりづらい部分もありますし、氷伯さんが今どのような声でどのような声を目指しているのかなども分かりませんので、可能であれば実際にボイストレーニングを通して改善されていくのがベストかと思われます。

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