平原綾香さんの歌声について

こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの立花香穂里です。

今回は、幅広い音域でジャンルを超えた楽曲を歌う、平原綾香さんの歌声について書
いていこうと思います。

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目次

平原綾香さんの楽曲

平原綾香さんは、何といっても「ジュピター」で広く知られるようになりましたね。
一曲を2人で歌っているのではないかと思わせる幅広い音域で、スケール広く歌いあげた楽曲です。
ボーカルレッスンでも、チャレンジする方も多いので、カラオケで一度は歌ったことがある方もいるのではないでしょうか。

ご存知の方も多いかと思いますが、この「ジュピター」は、もともとはホルストという作曲家が作った管弦楽曲です。
平原綾香さんは、他にも、元々はクラシックの曲で、楽器向けに作られた曲に歌詞をつけて歌ったり、
ポップスのカバー曲も積極的に歌われています。

平原綾香さんのバックグラウンド

お父様もミュージシャンとのことで、小さい時から、様々なジャンルの音楽に触れてきたこと、
平原綾香さんは、音楽大学ではサックス専攻でもあったとのことで、
学校で専門的に音楽を学んできたことを十分に感じさせる音楽性があるということですよね。

吹奏楽経験と腹式呼吸

吹奏楽部出身の方にお話を聞くと、部活の時に腹式呼吸の練習をしたことがある、というお話をよく聞きます。
ボイストレーニングを初めて習う方で、腹式呼吸が上手であったり、息の吐き方にスピード感がある人に聞くと、吹奏楽部出身、という方にもよく会います。
平原綾香さんの歌声にも、共通して感じるしっかりとした息の使い方があります。

しっかりとした息の使い方

ただ息がしっかり出るだけでなく、声の強弱に合わせて、息のスピードの調節することが自然と行われています。
ここでは、声を大きく出すこと=息を強く吐く、ということではなく、勢いをつけたり、遠くに飛ばすイメージを出したい時に、息の強さを活かしているということです。

音域の広さ

そして、音域の広さ~低音は胸の方から、高く響かせたい声は頭の方~を息のスピードとうまく合わせています。

マイクをうまく使って小さく声まできちんとのせる→いわゆるポップスの歌い方、自分の体をしっかり使ってスケール感をだすような、クラシックの要素を上手く曲の中に盛り込んでいるので、様々な表現ができるのです。

時にはゴスペルシンガーが歌っているように、時にはオペラ歌手の歌声のように聞こえたり、それに違和感がないのは、幅広い音楽性に基づいた歌声を持つ、平原綾香さんだからできるのですね。

身体全体を使った声の出し方の習得することで、なんとなくのイメージで出していた声も、しっかりと自分の声として身体の芯から出る感じがつかめると思います。
ぜひ一度、体験レッスンで体感してみてください。

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