コロナ禍でのカラオケ


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ボイストレーニング・ボイトレ方法をまとめました


いつもボイストレーニング、お疲れ様です。
コロナ禍になってからもう2年と言うよりは2年半ぐらい経とうとしています。
確かにこの現在に及んでも、いわゆる同調圧力的なこともあり行動に制限がかかってしまい、特に音楽活動と言うものはやりづらいと言う状況が続いていると思います。

さらに、そこに輪をかけて大変なのがボーカリストで歌う場所に困っている方は本当に多いです。

でも練習ができないと言うことでは全然ありません。
今回、このようなコロナ禍でも歌う練習が出来るような環境の作り方を踏まえて問題を解決して行けたらと思います。

ボイトレ簡単質問箱

コロナ禍でのカラオケ

ご質問内容
ハンドルネーム:ワギー
質問タイトル:コロナ禍でのカラオケ
質問内容:

新型コロナウィルスが流行りだしてから2年以上経過し、私は高校生なのですが、いまだにカラオケボックスに行って練習することができない状況が続いています。
できないと言うと間違いなのかもしれません。
正確には、親がいかせてくれません。
「ひょっとしたらマイクからコロナにかかってしまうかもしれないから」と言う理由です。

私は近い将来、こんな状況でも欅坂46みたいなアイドルグループに所属したいと思っていて、プロを目指しているので、どうしても歌う練習をしたいです。
とは言っても、その練習をすることもかなわないのであれば、ボイストレーニングで何を行えば今の私には良いのでしょうか?

回答と解説

大きな声を出せる環境を作る

東京みたいな都心部にて、問題として取り沙汰されることが我々の業界では多いのですけれども、どうやって隣接する隣の家家のことを考えながら大きな声を出せば良いのか?
どうすれば大きな声を出して良い環境を作ることができるのか?
まずはこの問題を解決できないといけませんね。

まず頭に浮かぶものは防音室を作ると言うものですが、これは費用がとてもかかってしまうものなのではっきり言って現実的とは言えませんね。

布団をかぶって声を出す

そこで代替案として、分厚い布団をかぶって声を出すのが具体策の1つです。
(※もちろん最高に良い案だと思いません。)

重要なのは音が外に漏れない方法を考えることなので、布団をかぶることで外に漏れる音をカットする事は可能です。
夏場は暑いと思いますから、こまめな水分補給をしたり休み休み行うことが大事ですが、隣の家との間をコンクリートで挟んでいるような家であれば、布団の中に隠れて発声練習を行う事は意外にも有効な手段であります。

歌う練習も、布団の中でやっていくと言うことで良いと思います。
それでも実践的な練習がしたいと言うことであれば、勇気を出してカラオケボックスや音楽スタジオに入ることも重要ですが、それはたまにやればいいと言うことで良いと思います。

声を使わない練習方法を考える

ボイストレーニングにおいては、声を使わない練習方法(小さい声で済む練習方法)と言うのはたくさんあります。

例えばぱっと思い浮かぶものだけでも、

  • 腹式呼吸の実践練習
  • 腹式呼吸のメカニズムの理解
  • 共鳴のメカニズムの理解
  • ハミングの練習
  • ロングブレスの練習
  • 息だけのスタッカートの練習
  • ロングトーンでのハミングの練習
  • 音楽理論の学習
  • 欅坂46のYouTube動画での学習
  • 世の中の他のアーティストの発声方法の学習
  • 母音等の発音の練習
  • リップトリルなどの表情筋を和らげる練習
  • リップトリルでの歌唱練習
  • ハミングでの歌唱練習 …etc.

このように例を挙げていけば枚挙に暇がありません。
必ずしもカラオケボックスに行って練習しなければならないと言うことではなくて、実践的な練習をするときにだけカラオケボックスを利用すればよいのです。
そうすることで新型コロナなどの感染から身を守ることも可能です。

カラオケボックスの利用方法を考える

カラオケボックスに行って練習をする事はリスクであると考える方は多いかもしれませんが、やり方次第では可能だと考えます。
そもそも1人でカラオケを利用する際には、そこまで感染リスクにさらされる事はありません。
その上、マスクを着用してしっかりマイクもアルコール消毒して利用するということであれば、ほとんどリスクを負う事はないと考えます。
でも、マスクをつけながらボイストレーニングの他の練習を行う事は難しいです。
表情を見ながら練習をすることがとても多いので、マスクをつけなくてはならないような状況でない限り、極力マスクを外してご自宅で練習してみてください。
大気中にウィルスが漂っている場合もあるので、カラオケボックスなどの室内では水分補給以外絶対マスクを外すことはやめてください。

まとめ

実践的な練習の時は、コロナ禍なので仕方ないんですがマスクをつけてカラオケボックスに行く。
そうでない発声練習の時は、ご自宅でマスクをつけないで正攻法で練習を行う。

このように時と場合において方法を分けてきちんと練習をしていくことで、歌唱練習と言うのは(ボイストレーニングを含める)きちんと対処することが可能です。

大変な状況下ではありますが、プロのアイドルを目指して頑張ってみてください。
また何かご質問があれば、お気軽にご質問ください。

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