こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回はEXILE ATSUSHIさんの歌についてです。
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ATSUSHIさんはもともと私の学校の先輩でもあり、同じボイストレーナーさんに師事していたということもあってどういうボイストレーニングのルーツがあるのかイメージしやすいです。
デビュー以前、邦楽を歌うことが多かったそうで、師事していたボイストレーナーさんにスティービーワンダーなどの洋楽のカバーを練習として勧められたそうです。
それが今存分に活かされており、英語詞の歌唱においても海外アーティストとコラボもするほど、クオリティの高いものになっています。
EXILE ATSUSHIさんの歌の特徴
ATSUSHIさんの歌の特徴としては、1番は優しい歌声の中にも力強さのある安定した歌声です。
ボイストレーニング的に言うと、ミックスボイスとしっかりした表声についても強弱のコントロールが抜群に優れている点だと思います。
ミックスボイスの出し方やお悩み改善(換声点が上手くいかない・声は出るが、弱々しいなど)についてはこちらのページもご確認下さい。
ミックスボイスの出し方のコツや練習方法まとめ
そのため、
ミックスボイス
ファルセット
表声
これらの換声点が解りづらく、
切り替えたとしても滑らかに歌うことが出来るのです。
これには幾つか要素があるのでご紹介したいと思います。
喉のケア
先ず第一に喉のケアを怠らないということ。
あたり前の話なのですが、意外にも出来ていない人は圧倒的に多いのです。
喉は非常にデリケートな器官なので、気を抜くとすぐに声枯れを起こして
声が思うようにコントロールできなくなります。
(煙草を日常的に吸う方は歌う前数時間、出来れば数日は控える様にしましょう。)
声帯は粘膜で守られていて、その粘膜が流してしまうようなお茶類、
また、コーティングしてしまうような乳製品はよろしくありません。
飲み物は常温の水が一番良いと思います。
喉がイガイガするようなら、うがいやのど飴をなめたり、
手洗いは頻繁に行うよう努めて下さい。
喉は、強い人・弱い人がいます。
強い人はここまで気を使う必要はないかもしれませんが、
どちらにしても声を生業にしている人については必ずケアを行います。
ATSUSHIさんのような滑らかな歌唱を実現したいと考えていらっしゃる方は
これくらい普段からケアに気を遣えると良いと思います。
換声点でスムーズに発声できるようになるためのボイトレとは
表声⇒ミックスボイス⇒裏声にかけて、換声点を感じさせないよう
滑らかに発声する技術をボイトレによって身につけることが必要です。
それを行うためには、「グリスアップ・グリスダウン」の練習が必要不可欠です。
1.グリスアップ
先ずはグリスアップ。
自分の中で出せる最低音から最高音(表声の最低音~裏声の最低音)まで滑らかに一息で発声してみて下さい。
いかがでしょうか?
途中で表声が裏声に切り替わる際に、極端に切り替わってしまうようなら失敗です。
切り替わりが滑らかに、換声点が判らないくらいきれいに発声できると良いと思います。
2.グリスダウン
次にグリスダウン。
これはグリスダウンの逆です。
自分の中で出せる最高音から最低音(裏声の最高音~表声の最低音)まで滑らかに一息で発声してみて下さい。
同じく、換声点が明らかに判ってしまうようなら失敗です。
3.繫げて一息で行う
グリスダウンもグリスアップもできるようになったら、
グリスアップとグリスダウンを繫げて一息で行えるようにしましょう。
最低音から最高音までの発声をする中で、声帯は伸び縮みしているだけなのですが、最初はハッキリ変化が出てしまうと思います。
これが滑らかに発声できるようになると間にくるミックスボイスもきれいに発声できるようになると思います。
反復練習が必須なため、何度も繰り返し練習してコツを掴んで下さい。
必ず歌にも活かせるようになるはずです。
憧れのアーティストに近づくために。
ブラッシュボイスでは、憧れのアーティストが行っている発声方法をレクチャーすることができます。
そのために必要なトレーニングを行い、技術の習得に繫げます。
是非一度、ボイトレ無料体験レッスンをお試し下さいませ。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大