こんにちは。ブラッシュボイスです。
「ショタボを出したいけど、どうやって練習すればいいの?」「自分の声質でもショタボは出せるのかな……」そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
歌い手さんの配信やカバー動画をきっかけに、少年のようなかわいらしい声——いわゆるショタボに憧れる方が増えています。
安心して下さい。ショタボは生まれ持った声帯の特性だけで決まるものではありません。正しいポイントを押さえて練習を重ねれば、どなたでもショタボの雰囲気を出せるようになります。
文章だけで発声のすべてをお伝えするのには限界もありますが、「何をどう練習すればいいか」が具体的に見える内容を心がけました。ぜひ最後まで読んでみて下さい。
ショタボとは|少年声の特徴と魅力
ショタボの意味と定義
ショタボとは「ショタボイス」の略で、少年のような幼さ・かわいらしさを感じさせる声のことです。
「ショタ」はもともとアニメ・マンガ文化から生まれた言葉で、年齢の若い少年キャラクターを指します。そこから派生して、少年っぽい声質そのものを「ショタボ」と呼ぶようになりました。
ショタボは男性だけのものではありません。女性であっても、声の出し方を工夫することで少年的な声の雰囲気を作ることは十分に可能です。実際に、男女問わず多くの歌い手さんやVTuberの方がショタボを武器に活動しています。
ショタボに聴こえる声の3つの要素
ショタボを習得するうえでまず大切なのは、「どんな声がショタボに聴こえるのか」を分解して理解することです。
人は声を聴くだけで「かわいらしい」「大人っぽい」「元気そう」といった印象を無意識に受け取っています。ショタボに聴こえるためには、以下の3つの要素がポイントになります。
- 普段の話し声よりも低い位置で声を響かせる
- 芯のある力強い地声で発声する
- フレーズ終わりを息で処理する
これら3つのバランスが揃うことで、少年っぽい声の質感が生まれます。それぞれの詳しい解説と練習方法は、次の章から順番にご説明していきます。
ショタボの出し方①|声の響きを低い位置に集める
チェストボイスの響きを活かす
ショタボを出すための第一歩は、声の響きを普段よりも少し低い位置——胸のあたりに集めるイメージで発声することです。
歌声の響きには「声区(せいく)」という考え方があります。低い声は胸に響く感覚(チェストボイス)、中音域は鼻や眉間のあたり(ミドルボイス)、高音域は頭のてっぺん(ヘッドボイス)に響く感覚があるというものです。
ショタボの場合、たとえ音程自体が高くても、響きの重心を胸〜喉のあたりに下げるイメージを持つことで、声にダークな色合いが加わります。
これが「高い声なのに少年っぽい」という独特の質感を生み出すカギです。
響きの位置をコントロールする練習
具体的な練習方法をご紹介します。
- まず普段の楽な声の高さで「あー」と発声して下さい
- そのまま胸に手を当てて、胸が振動しているかどうかを確認します
- 振動を感じたら、その響きをキープしたまま少しずつ音程を上げていきます
- 音程が上がっても胸の振動が感じられる範囲が、ショタボに使える音域の目安です
最初は「音を上げると響きが頭に逃げてしまう」と感じるかもしれませんが、焦らなくて大丈夫です。繰り返し練習するうちに、高い音でも胸の響きをキープできる範囲が広がっていきます。
ショタボの出し方②|芯のある地声で発声する
裏声ではなく地声がベース
ショタボで重要なのは、基本的に地声をベースにした、芯のある力強い発声であるということです。
「少年っぽい=かわいい=ファルセット(裏声)で出すのかな?」と考える方もいらっしゃいますが、実はそうではありません。裏声で出してしまうと、ふわっとした柔らかい声になり、少年の「元気でぶっきらぼうな感じ」が失われてしまいます。
ショタボは、輪郭のはっきりした地声で少し無骨に発声するのがコツです。
少年キャラクターの声を思い浮かべてみて下さい。どこか雑で、でもまっすぐな——そんな声質ですよね。あの質感は、地声の芯があってこそ成り立つものです。
声帯閉鎖を鍛えるエクササイズ
芯のある地声を出すには、声帯をしっかり閉じる力が必要です。以下のエクササイズを試してみて下さい。
- エッジボイス:「あ゛あ゛あ゛……」と、声帯がパチパチ鳴るような低い声を出します。喉の奥で粒がはじけるような感覚です
- 「ん」からの発声:口を閉じて「んー」とハミングし、そのまま「んーーあ」と開きます。ハミングの響きを保ったまま声を出すことで、声帯がしっかり閉じた状態を体感できます
- 短い言葉で力強く:「はっ!」「よっ!」など短い掛け声を出す練習も効果的です。瞬間的に声帯が閉じる感覚を掴めます
これらは毎日5分程度でも効果がありますので、ぜひ日常の練習に取り入れてみて下さい。
ショタボの出し方③|フレーズ終わりの息処理で少年っぽさを演出
「雑に終わらせる」のがポイント
歌のフレーズ終わりというと、ビブラートで美しく伸ばしたり、フェードアウトで丁寧に消えていったりするイメージがあるかもしれません。
しかし、ショタボの場合はフレーズの最後を「息で放り投げるように」処理するのが効果的です。
イメージとしては、歌い終わりに「ふっ」と息が漏れるような感じ。
少し雑に聴こえるかもしれませんが、それでOKです。その「雑さ」こそが少年っぽさを生み出します。大人の歌い方が「丁寧に収める」だとすれば、ショタボは「ぽいっと手放す」感覚です。
息処理の練習方法
具体的な練習方法です。
- 好きな曲のワンフレーズを歌います
- フレーズの最後の音を、声から息にスッと切り替えるようにして終わらせます
- 最後の母音を伸ばさず、短めに切って「はぁ」と息だけが残る感じを意識して下さい
この技術は、すとぷりの莉犬くんのような歌い方にも共通するテクニックです。実際のカバー動画などを聴きながら、フレーズ終わりに注目してみると参考になります。
ショタボの練習で気をつけたいポイント
無理な発声は喉を傷めるリスクがある
ショタボに限ったことではありませんが、無理に声を作ろうとすると喉に大きな負担がかかります。
特に「地声を低く響かせる」意識が強すぎると、喉を力で押し込むような発声になりがちです。喉に痛みや違和感を感じたら、すぐに練習を中断して下さい。
腹式呼吸がしっかりできていると、喉への負担はかなり軽減されます。ショタボの練習を始める前に、まず呼吸の土台を見直しておくことをおすすめします。
自分の声質を活かすことが大切
人の声質は一人ひとりまったく違います。一人として同じ声の人間は存在しません。
ですから、誰かの声を完全にコピーしようとするよりも、自分の声質を活かした「自分だけのショタボ」を目指す方が、結果として魅力的な声になります。
憧れの歌い手さんの声を参考にするのはとても良いことです。ただ、参考にしつつも「自分の声だとこうなるんだな」という発見を楽しむ気持ちを持つと、練習がもっと前向きになるはずです。
録音してセルフチェックする習慣をつける
発声の練習では、スマホなどで自分の声を録音してチェックすることがとても大切です。
自分の耳で聴こえている声と、外に出ている声には意外と差があります。録音して客観的に聴くことで、「もう少し響きを下げた方がいいな」「息処理が足りないな」といった改善点が見えてきます。
うまくいったときは、自分の声でも「お、良い感じ!」と感じられるはずですよ。
ショタボの練習ステップ|初心者向け5段階メニュー
STEP1:自分の声を知る
まずはスマホで普段の話し声を録音してみましょう。
自分の声の高さ、明るさ、太さを客観的に把握することが出発点です。「自分の声があまり好きじゃない」という方も多いですが、それは聞き慣れていないだけ。自分の声を知ることが、声を変える第一歩です。
STEP2:チェストの響きを掴む
胸に手を当てて低い声で「あー」と発声する練習を、1日5分から始めて下さい。
胸がしっかり振動する感覚を身体に覚えさせることが目的です。
STEP3:地声の芯を強化する
エッジボイスやハミングの練習で、声帯閉鎖の感覚を育てます。
「声に芯が通った状態」を体感できるようになると、ショタボの土台が固まります。
STEP4:息処理を加える
好きな曲のフレーズを使って、歌い終わりを息で切る練習を繰り返します。
女声の出し方のように声質を大きく変えるテクニックとは方向性が異なりますが、「声の印象を操作する」という点では共通する部分もあります。
STEP5:曲に乗せて総合練習
STEP1〜4で身につけた要素を組み合わせて、実際の楽曲を通して歌う練習に入ります。
最初はテンポの遅い曲から始めると、一つひとつの要素を意識しやすいです。慣れてきたら徐々にテンポを上げたり、アップテンポな曲に挑戦してみて下さい。
歌や発声は声帯を慣れさせる作業でもあります。1日や2日で完成するものではありませんから、一喜一憂せずに長い目で練習を続けることが何より大切です。
まとめ|ショタボは正しい練習で誰でも近づける
ここまで、ショタボの出し方と練習方法について解説してきました。声質を変える練習については女性が男声を出すコツや両声類の発声技術も参考になります。改めてポイントをまとめます。
- ショタボとは:少年のような幼さ・かわいらしさを感じさせる声のこと
- 3つの要素:低い位置での響き、芯のある地声、フレーズ終わりの息処理
- 自分の声質を活かした「自分だけのショタボ」を目指すのが上達の近道
- 録音によるセルフチェック、腹式呼吸の土台づくりも忘れずに
- 焦らず、長い目で練習を積み重ねることが大切
自分の声を大切にしながら、努力と練習を重ねていけば、必ずショタボに近づくことができます。
文章だけでお伝えできることには限界もありますが、この記事が皆さんの練習のヒントになれば嬉しいです。
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