高い声が出ない・音痴を直したい

    ボイストレーニングスクールのブラッシュボイスです。
    今回は、「高い声が出ない・音痴を直したい」という質問を頂きました。
    具体的にはご質問内容を見て頂きたいのですが、「声がボソボソしている」「裏声になってしまう」「高い声が出ない」「高校1年生」という部分から察してみましたが、結論としては声変わりの時期なのかもしれません。

    それでは詳しく回答をしていきたいと思います。

    目次

    高い声が出ない・音痴を直したい

    ハンドルネーム : 鄰
    ご質問タイトル : 音痴を直したい
    ご質問内容 :

    高1女子です
    歌声が気持ち悪く感じます
    ボソボソ発音していたりボヤボヤしていたり変なところで裏声になったりなど聞いてられないぐらいに音痴です
    姉が可愛い歌声で私もそうなりたくて真似してしましたが高い声が出ず、ずっと裏声で歌うようになってしまいました。
    元々私は声が低く、男性と女性の間のような訳の分からない声でこの声がずっとコンプレックスに感じています。
    けど歌い手という夢を諦めきれないです。
    どうしたらいいのでしょうか(すみません。何故か声の相談になっていましたが歌声の話です。分かりにくい文章でごめんなさい)

    声変わりの時期は声の状態が不安定になるもので人によっては音程も取り辛くなる事があります。

    今後1年経過しても 「声がボソボソしている」「裏声になってしまう」「高い声が出ない」「音程が不安定」という事が続く場合はボイストレーニングの領域で改善して行ける事ですので、一応その改善方法を以下に記しておきます。

    ボイストレーニングの基礎でもある共鳴ができるようになろう

    • 「声がボソボソしている」
    • 「裏声になってしまう」
    • 「高い声が出ない」
    • 「音程が不安定」

    上記の4つは共鳴が出来ていないという事が先ず言えます。
    共鳴については既に記事がいくつもありますので、ここでの詳細な説明は省きますが、共鳴についてご存じない場合は下記の記事を参考にしてみてください。

    共鳴ができていない理由

    ではなぜ共鳴が出来ていないのか?

    これは高い声が出ないという点から推察する事が出来るのですが、所謂お腹から声が出せていないという状態になりますね。

    つまり現状は胸式呼吸の状態にあり、今後は腹式呼吸に特化した呼吸方法へと改善して行かないといけないという事になります。
    (胸式呼吸と腹式呼吸の方法やメカニズムについては別の記事が幾つもありますのでこちらも説明は割愛させて頂きます)。

    腹式呼吸によりお臍の下の丹田という部分を凹ませて発声すると横隔膜が上に押しあがり勢いのついた息が声帯を通過するので高い声が出易くなります。

    また共鳴もし易くなる事から、音程が取り易くもなります。

    共鳴により音程が取れる理由としては頭部が自分の声で振動し、骨伝導が起こり、耳の奥にもその振動が伝わり、外の音とのチューニングが勝手に出来る様になるので相対音感が高まる。

    相対音感が高まると音程が取り易くなるという風に記憶しておいて貰えればそれでOKです。

    腹式呼吸ができれば共鳴もできるようになる

    腹式呼吸が出来る様になると共鳴が出来る様になり、相対音感が取れる様になるから音程も取れる様になるという流れです。

    「声がボソボソしている」「裏声になってしまう」という点についても腹式呼吸と共鳴がきちんと仕上がれば解決の方向へ向かいますのでご心配は要りません。

    是非、1年ほど様子を見た上で声の状態が変わらなければボイストレーニングの方法でアプローチしてみて下さい。

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