裏声を出す方法・輪状甲状筋の鍛え方

今回は輪状甲状筋を鍛える方法についてご質問を頂きましたので、早速回答をしていきたいと思います。

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裏声を出す方法・輪状甲状筋の鍛え方

ボイトレ簡単質問箱

ハンドルネーム : ウタ/uta
ご質問タイトル : 輪状甲状筋の鍛え方
ご質問内容 :

輪状甲状筋を鍛えるのに、裏声を出すといいと聞いたのですが、そもそも裏声が出せません。
裏声を出さずに鍛える方法、もしくは裏声を出せるようになる方法を教えていただきたいです。

輪状甲状筋とは

輪状甲状筋とは甲状軟骨の中にある声帯の下部に位置する筋肉です。
輪状甲状筋は高い声や裏声を出す場合に萎縮(力が入り)、その結果甲状軟骨を下図の様に傾けて高い声や裏声が出る仕組みとなっています。

輪状甲状筋説明図

裏声を出す歌手が顎を引いて歌う姿はよくテレビでも拝見できると思うのですが、おそらく無意識にこの輪状甲状筋を使い甲状軟骨を傾けることから、それに伴い顎を引くと考える線が妥当です。

輪状甲状筋の鍛え方

輪状甲状筋の鍛え方ですが質問者様が裏声が出せなくても、表声で男性ならC5、女性ならE5あたりまで出せれば輪状甲状筋を鍛えられます。

実際に裏声が高い声で出ないシンガーはまず地声で高い声をアプローチし、何とか声がひっくり返る事を期待して期待が現実になり、裏声の出し方を理解出来たケースは非常に多いです。
その際に輪状甲状筋も作用しているので、後は上咽頭での共鳴と腹式の腹圧を高める事で成功します。

輪状甲状筋だけを鍛えるのではなく、全体の体のバランスをうまく使って裏声を出せるようにする、というのがプロフェッショナルな視点からのアドバイスになります。
これらをまずはお読みいただいた後、またわからないことがございましたらご質問いただければまた回答させていただきますので、お気軽にご質問ください。

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