今回は高音発声時に喉に力が入る、喉が閉まってしまう癖への解決策についてご質問を頂きました。
早速回答していきます。
高音発声時に喉に力が入る・閉まる癖を直したい
ハンドルネーム : まこと
ご質問タイトル : 喉締めについて
ご質問内容 :
裏声の高音部分がある曲で、いつも同じ所で喉締めになってしまい自分には合わない曲だと思い、その曲を歌うのをやめましたが、いつも歌えた曲のミドルボイスでも同じ喉締めの現象が出てしまいました。
たぶん悪い癖がついてしまったと思いますが、何か気持ちの持ち方や解決策を頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
少しずつでも癖を直していくのが大事
ご質問頂きありがとうございます。
少しずつでも癖は解決して行かないと、どんどん悪い方向へ行ってしまうので早目に解決したい所です。
喉を締める癖なのですが、ポイントはざっくり申し上げれば3つです。
①：舌のポジションは大丈夫か？
②：顎は開き過ぎていないか？
③：腹式呼吸で発声出来ているか？
です。
あくまでもざっくり申し上げての3点なので、本来であればもっと指摘しなくてはいけない点があろうかと思います。
しかし、文章では限界もございますので、即効性のあるものを3つ挙げさせて頂いた次第です。
①：舌のポジションは大丈夫か？
舌のポジショニングには日本語が色々な発音がある様に様々ございます。
しかし、母音「あいうえお」全てに共通している歌う上での舌の位置は『下の歯の前歯後ろに舌先がきちんと付いているかどうか』。
これが一番重要です。
多少舌に力が入っていても喉を無理にでも今は開く事が重要ですので、①を是非実行してみて下さい。
②：顎は開き過ぎていないか？
顎の開き方は歌っている最中でも大きな声を出したり高音を発声していない時は、指一本分程度しか開きません。
これが開き過ぎると喉全体に力が入り、舌にも力が入り、舌根が沈下し喉が強制的に締まってしまいます。
顎を力を抜きつつ開く工夫をしてみて下さい。
③：腹式呼吸で発声出来ているか？
腹式呼吸については何度も回答記事で解説しておりますので方法は割愛させて頂きますが、歌の基本はやはり腹式呼吸です。
腹式呼吸については下記を参考にしてみて下さい。
腹式呼吸で力みを補いましょう。
腹式呼吸の技術力を高めて腹圧を上げ、お腹からしっかりと声を出す意識をより一層高める事が結局の所力を抜く事に繋がり、喉を締めない事にも繋がるわけです。
以上になります。
また何かご質問ございましたらお気軽にご連絡を下さい。
