こんにちは。ブラッシュボイスです。
今回はコブクロの歌い方について、ボイストレーナーの視点から詳しく解説していきます。
コブクロといえば、小渕健太郎さんと黒田俊介さんによる美しいハーモニーが大きな魅力です。
デビューから20年以上にわたって多くの名曲を生み出し続けている、日本を代表するアコースティックデュオです。
カラオケでコブクロの曲を歌いたいけれど「あのハモリが難しい」「二人のように歌えない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小渕健太郎さん・黒田俊介さんそれぞれの声質の特徴から、ハモリのコツ、そして代表曲ごとの歌い方のポイントまで、ボイトレの観点からお伝えしていきます。
ただし、発声のニュアンスは文章だけでは伝えきれない部分もありますので、あくまで参考としてお読み頂ければ幸いです。
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コブクロの歌い方の最大の特徴|二声のハーモニー
なぜコブクロのハモリは美しく聞こえるのか
コブクロの楽曲が多くの人の心をつかむ理由のひとつは、声質が異なる二人がハモることで生まれる倍音の豊かさにあります。
一般的に、ハーモニーが美しく響くためには、二つの声が「似すぎず、離れすぎず」というバランスが重要です。
小渕さんの明るく軽やかな高音と、黒田さんの太くあたたかい中低音は、まさにこの理想的な関係にあると言えます。
音楽的に見ると、コブクロの多くの楽曲では3度や6度のハモリが効果的に使われています。
これは人間の耳に自然で心地よく響く音程差であり、二人の声質の違いがこの効果をさらに引き立てています。
お互いの声が溶け合いながらも個性がしっかり聞こえる、そのバランスがコブクロならではの魅力なのです。
メインとハモリの役割分担を理解する
コブクロの楽曲では、曲のセクションによってメインボーカルとハモリの役割が入れ替わることがあります。
Aメロでは黒田さんがメインを歌い、サビでは小渕さんがメインに回るなど、それぞれの声域や声質が最も活きるパートを担当しているのが特徴です。
カラオケで友人とコブクロを歌う場合は、まずどちらのパートを担当するかを明確にしておくと、練習がスムーズに進みます。
声が高めの方は小渕さんパート、低めの方は黒田さんパートを担当するのが自然な振り分けです。
役割を決めることで、練習の方向性が明確になり上達のスピードも上がります。
ハモリの練習で大切な「聴く力」
ハモリを上手に歌うために最も大切なのは、相手の声をしっかり聴きながら歌うということです。
自分のパートだけに集中してしまうと、音程は合っていても「ハモっている」感覚が生まれにくくなります。
まずは片方のパートを完璧に覚えた上で、もう一方の音源を流しながら合わせる練習をしてみて下さい。
ハミングで音程をなぞる練習から始めると、音の重なりを耳で感じ取りやすくなるのでおすすめです。
二つの音が綺麗に重なった瞬間は、身体に心地よい響きが伝わってくるような感覚がありますので、その感覚を大切にしてみて下さい。
小渕健太郎さんの歌い方の特徴
明るく伸びのある高音域
小渕健太郎さんの声の最大の魅力は、明るく透明感のある高音です。
サビで一気に駆け上がるようなフレーズでも、声が細くなったり苦しそうになったりせず、のびやかに響かせているのが印象的です。
これは地声と裏声のバランスが非常に優れているからこそ実現できる歌唱です。
小渕さんのように高音を伸びやかに出すためには、喉を力ませず、息の流れを止めないことがポイントになります。
高い音になると無意識に喉を締めてしまう方が多いのですが、むしろ高音ほど身体をリラックスさせる意識が大切です。
裏声の出し方を丁寧に練習しておくと、高音域での余裕が生まれてきます。
裏声がスムーズに出せるようになると、地声から裏声への切り替えもなめらかになり、小渕さんのような伸びやかな高音に近づくことができます。
言葉を大切にする歌い回し
小渕さんは作詞も手がけていることもあり、歌詞の一語一語を丁寧に届ける歌い方をされています。
フレーズの入り方が柔らかく、子音をはっきりと発音しながらも、母音をしっかり響かせるバランスが絶妙です。
例えば「あ」の母音を伸ばす際に、口の中の空間を広く保つことで、豊かな響きが生まれています。
文章を「読む」ように歌うのではなく、言葉に感情を乗せて「伝える」意識を持つと、小渕さんの表現に近づけるはずです。
鏡の前で口の動きを確認しながら練習すると、発音の意識がより明確になります。
ビブラートと声の揺らぎ
小渕さんの歌唱では、フレーズの語尾に自然で細かいビブラートがかかることが多いです。
このビブラートは意図的にかけているというよりも、正しい発声と適度なリラックスの結果として自然に生まれているものです。
無理にビブラートをかけようとするのではなく、腹式呼吸を安定させることで、自然なビブラートが身についていきます。
お腹で息を支えながらリラックスした状態を保てると、声に自然な揺らぎが生まれやすくなります。
黒田俊介さんの歌い方の特徴
太くあたたかい低音〜中音域
黒田俊介さんの歌声の魅力は、何といっても太くてあたたかみのある声質です。
黒田さんは身長が193cmと非常に大柄な方です。
実は身長と声帯の長さには関連があるという統計データがあり、身長が高い方は声帯が長い傾向にあります。
声帯が長いとより低い音域が豊かに響くため、黒田さんの深みのある低音はこうした身体的な特徴も活きていると考えられます。
高音はボイトレによって伸ばすことができますが、低音の豊かさは生まれ持った才能に左右される部分が大きいです。
もし声が低くて悩んでいる方がいらっしゃったら、それはむしろ誇るべき長所です。
黒田さんのように、その低音を最大限に活かす歌い方を目指してみてはいかがでしょうか。
低い声は聴く人に安心感や落ち着きを与えるという研究もあり、武器として磨く価値が十分にあります。
声と息のバランス調整が絶妙
黒田さんの歌唱で特筆すべきは、声と息の割合のコントロールが非常に巧みな点です。
声を力強く出す時は息の割合を少なくし、声の輪郭をはっきりとさせています。
逆にバラードの歌い出しなどでは、声に芯がありつつも息を多めに混ぜることで、優しく包み込むような表現になっています。
この「息と声のバランス」を歌の強弱に取り入れて頂くと、表現の幅がぐっと広がります。
まずは同じフレーズを「息多め」と「声多め」で歌い分ける練習をしてみて下さい。
録音して聴き比べると、声色の変化がはっきりと分かるようになります。
安定感を生むブレスコントロール
黒田さんのロングトーンや長いフレーズを支えているのは、安定したブレスコントロールです。
低音域では特に息が多く消費されるため、腹式呼吸による支えが不可欠になります。
黒田さんのようにフレーズの最後まで声が安定している歌い方を目指すなら、腹式呼吸のトレーニングを日常的に取り入れることをおすすめします。
息を吐く時にお腹がゆっくりと凹んでいく感覚をつかめると、ブレスの持ちが格段に良くなります。
コブクロのハモリを上手に歌うための練習方法
まずは主旋律を完璧に覚える
ハモリに挑戦する前に、まず主旋律(メインメロディ)を正確に歌えるようにすることが大前提です。
主旋律が身体に染み込んでいないと、ハモリパートを歌おうとした時にメインにつられてしまいます。
何度も繰り返し歌って、メロディが自然と口をついて出る状態にしてから、ハモリの練習に移りましょう。
通勤中や家事の合間にハミングでメロディを口ずさむだけでも、身体への定着が進みます。
音程感覚を鍛える練習
ハモリを安定させるためには、正確な音程感覚が必要です。
ピアノやキーボードアプリで、ドとミ、ドとソなど基本的な和音を鳴らしながら、片方の音を声で合わせる練習をしてみて下さい。
ハミングを使った音程トレーニングも効果的です。
地道な練習ですが、この音程感覚がしっかり身につくと、どんな曲のハモリにも対応できるようになります。
最初は2音だけの単純なハモリから始め、慣れてきたらコブクロの楽曲の中で比較的ハモリが分かりやすいサビ部分に挑戦してみて下さい。
いきなり一曲通して合わせるのではなく、フレーズ単位で少しずつ練習するのがコツです。
焦らずに取り組むことで、確実にハモリの精度が上がっていきます。
カラオケでの実践的な練習法
カラオケで練習する場合は、片方のパートをスマホで再生しながら、もう片方を歌うという方法が有効です。
最近のカラオケ機種にはガイドメロディの切り替え機能がついているものもあります。
まずはテンポを少し落とした状態で練習し、慣れてきたら原曲のテンポに戻していくと、段階的に上達を実感できるはずです。
一人で練習する場合は、自分の声を録音して後から聴き返すことも大切です。
歌っている最中には気づかなかった音程のズレや、ハモリが合っていない箇所が客観的に分かるようになります。
コブクロの代表曲から学ぶ歌い方のポイント
バラード系の楽曲で意識すること
コブクロのバラード曲を歌う際に最も重要なのは、声量のダイナミクス(強弱の変化)です。
Aメロからサビにかけて徐々に盛り上がっていく構成が多いため、最初から全力で歌ってしまうと、サビで表現の余地がなくなってしまいます。
Aメロは抑え気味に、Bメロで少しずつ声量を上げ、サビで解放するという段階的な声量コントロールを意識してみて下さい。
また、バラードでは息を混ぜた柔らかい声が効果的な場面が多くあります。
特にAメロの出だしは、ささやくように歌い始めることで、楽曲の世界観に引き込む表現ができます。
サビに向かって声のボリュームだけでなく、声の芯の強さも変化させていくと、より表現力のある歌唱になります。
アップテンポ曲でのリズム感
コブクロにはテンポの速い楽曲もありますが、ここで大切なのは言葉のリズムを正確に刻むことです。
テンポが速くなると言葉が走りがちになりますが、子音を意識してはっきり発音することで、リズムが安定し聴き取りやすい歌唱になります。
メトロノームに合わせて歌詞を読むだけでも、リズム感のトレーニングになりますので試してみて下さい。
アップテンポの楽曲でハモリを合わせるには、テンポに乗る「ノリ」の感覚も重要です。
身体を軽く揺らしながら歌うことで、リズムが体感として身につき、テンポが速くても安定した歌唱ができるようになります。
高音が求められるサビの攻略法
コブクロの楽曲にはサビで高音域が求められるものが多いです。
高音で力んでしまう方は、まず裏声でサビのメロディを歌ってみることをおすすめします。
裏声で軽く歌えるようになったら、少しずつ地声の要素を混ぜていくことで、力みのない高音発声に近づいていきます。
こうした地声と裏声の切り替えをスムーズにする歌唱方法については、ミックスボイスの練習方法の記事で詳しく解説しています。
キーが合わない場合は、無理せずカラオケのキー変更機能を使うことも選択肢のひとつです。
自分に合ったキーで練習しながら、徐々に原曲キーに近づけていく方法もあります。
コブクロの歌い方を身につけるための基礎トレーニング
腹式呼吸で歌の土台を作る
コブクロのようなロングトーンや安定した声量を実現するためには、腹式呼吸が不可欠です。
お腹に手を当てて、息を吸った時にお腹が膨らむ感覚を確認してみて下さい。
この呼吸を歌の中で自然にできるようになると、フレーズの最後まで息が持つようになり、声の安定感が格段に上がります。
詳しい練習方法は腹式呼吸のやり方をご参照下さい。
腹式呼吸は歌だけでなく、日常的な発声にも良い影響を与えます。
普段の会話から腹式呼吸を意識するようにすると、歌う時にも自然と安定した呼吸ができるようになります。
リラックスした喉の状態を保つ
コブクロの二人に共通しているのは、喉に無理な力が入っていない自然な発声です。
特に高音域になると喉を締め上げてしまう方が多いのですが、これは声帯に負担がかかるだけでなく、音色も硬くなってしまいます。
あくびをする時のように喉の奥を開くイメージを持つと、リラックスした状態を保ちやすくなります。
首や肩に力が入っていると喉にも影響しますので、歌う前にストレッチで上半身をほぐしておくことも効果的です。
文章だけではお伝えしきれない部分もありますので、実際のレッスンで直接確認されることもおすすめです。
毎日の発声練習を習慣にする
コブクロの楽曲を気持ちよく歌えるようになるためには、継続的な練習が何より大切です。
1日5分でも構いません。ハミングやリップロールなど、喉に負担の少ない発声練習を毎日続けることで、着実に歌唱力は向上していきます。
コブクロの楽曲は基礎がしっかりしていれば歌いやすい曲も多いので、焦らずじっくり取り組んでみて下さい。
練習を続けていく中で、自分の声の変化に気づく瞬間があるはずです。
その変化を楽しみながら、コブクロの美しいハーモニーに少しずつ近づいていきましょう。
まとめ|コブクロの歌い方を自分のものにするために
今回はコブクロの歌い方について、小渕健太郎さん・黒田俊介さんそれぞれの声質の特徴と、ハモリのコツ、そして具体的な練習方法を解説しました。
ポイントを整理すると以下の通りです。
・小渕さんは明るく伸びのある高音と丁寧な言葉運びが特徴
・黒田さんは太くあたたかい声質と息のバランスコントロールが特徴
・ハモリは「聴く力」を鍛えることが上達の近道
・腹式呼吸とリラックスした発声が歌い方の土台になる
コブクロの楽曲は、正しい発声の基礎を身につけることで、格段に歌いやすくなります。
一人で歌うのはもちろん、友人やパートナーとハモリに挑戦するのも楽しいものです。
ぜひ今回の内容を参考に、練習に取り組んでみて下さい。
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