こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回はファンキー加藤さんの歌い方についてお話したいと思います。
前置きですが…
最近ファンキー加藤さんのスキャンダルなどありましたが、本記事は純粋に歌い方についてボイストレーニングの観点から言及している物ですので、時事ネタは一切関係ございません。
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ファンキー加藤さんの特徴 気持ちを伝える力
ファンキー加藤さんのすごみは、気持ちを伝える力です。
グループを解散した後でも人気が衰えることがないのは今まで培ってきたものも当然ありますが、歌で気持ちを伝える力がずば抜けていることが1つの要因です。
ファンキー加藤さんは、ボーカルのテクニックが特別長けているというわけではありませんがリスナーの気持ちを掴む能力はピカイチです。
なぜそこまで人を惹きつけるのか。
もちろん歌詞やメロディ、編曲のクオリティが高いことはとても大きな要因ですが、彼のボーカルとしての側面からお伝えしていきたいと思います。
ステージング
ボーカリストはステージに立った時点でお客さんを盛り上げなければなりません。
曲の間奏やエンディングで歌わない部分は休めると考えがちですが、ステージ経験のある方でしたらお分かりになるかと思いますが、全然気を抜けません。
歌っている時も歌っていない時も「見られている」のです。
歌っていない時でもお客さんを楽しませようとする気持ちは表情や行動に出ます。
このステージ上での立ち居振る舞いを俗に「ステージング」と呼びます。
ステージではボーカルが中心ですし、お客さんのほとんどはボーカルしか見ていません。
盛り上げるのも煽るのもマイクで語りかけられるのもボーカルです。
いかにステージングを意識して曲を表現できるか、というのがとても大きなポイントになります。
ファンキー加藤さんのLIVEをご覧になったことがある方はお分かりになるかと思いますが、
ステージの最前線には自分一人。
ステージの左端から右端まで存分に使って動き回り、お客さん一人一人と対話するように歌います。
「歌いかける」と言った方が正しいかもしれません。
ビブラート、フェイク、フォールといった高度なテクニックは使いませんが、言葉の一つ一つがダイレクトに伝わる歌い方になっているのです。
天然で行っているのか狙っているのかは定かではありませんが、確実に彼の歌の大きな魅力の一つです。
人の目を見てその人のために歌うという行為は日本人の特性としては「恥ずかしくて出来ない」という方も多いと思います。
しかしそれをさらっとやってのけるのがアーティストであり表現者なのです。
それが凄みや説得力に繋がってくるのです。
トレーニングの段階ではまずは身近な友人対して歌いかけ、表現力を磨いてみてはいかがでしょうか。
カラオケなどでも手軽にできる練習です。
ブラッシュボイスでは、
生徒一人一人のボーカルの個性を活かした表現方法やボーカル技術をボイトレを通して提供しております。
是非一度、ボイトレ無料体験レッスンにお越し下さい。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大