こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回は、ダンス&ボーカルユニット、アルスマグナさんの歌について、ボイトレの観点から解説していきたいと思います。
実に個性的で奇抜なコンセプトのユニットですが、歌もとても魅力的です。その背景にはどのような秘密があるのか?
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リズムに対するアクセント
アルスマグナさんの歌では、リズムに対するアクセントが絶妙です。
例えば「絆ストーリー」という曲があります。とてもスピード感のある歌ですが、歌のアクセントはリズムに同調しています。
「ワン・ツー・スリー・フォー」のリズムを刻む中で、「ワン」の部分はフレーズの頭、リズムの頭部分になり、歌詞においてもアクセントを付けやすい部分になります。
この「ワン」のリズム部分にくる歌詞を発音する際、アクセントを付けること、また、発音自体も工夫することで、スピード感のある曲の中でも棒歌いにならず、しっかりとリズム感を出して歌うことが出来るのです。
アクセントを付ける箇所(言葉)、アクセントの付け方(発音)を意識して歌っていくと、この曲に限らず、メリハリのある歌が歌えるはずです。
自然な声を歌に活かす
歌を始めたばかりの方や素人さんに良く見られる傾向として、歌をうたおうとすると、キレイに声を聞かせようとして、不自然な歌い方になってしまう方が非常に多いです。
アルスマグナさんの歌声を聞いていると分かると思いますが、声を変に作っていません。キレイに聞かせようとするどころか、むしろ楽に、どこかぶっきらぼうに歌っているように聞こえますね。(実際には丁寧に歌っています)
普段の話し声をそのまま歌声に反映させていることが分かります。
キレイに聞かせようとせず、自然な声質でまっすぐ歌うことこそが良い歌をうたうための最大のポイントです。
これを理解した上で歌の練習をするのとしないのとでは天地の差があります。ありのままの声で素直に歌うことで、偽りの無い感情が表現でき、人の心を動かす歌が歌えるようになるのです。
人を感動させる歌とは
歌をうたうためのポイントはたくさんありますが、そのポイントを一つずつクリアして行くことで、人を感動させられる歌がうたえるようになります。
ブラッシュボイスでは、プロを目指す方はもちろん、趣味の方でもプロレベルで歌うことができるようレッスン行うことが可能です。是非一度、ボイトレ無料体験レッスンをお試し下さいませ。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大