こんにちは。
ブラッシュボイス・関西ボイストレーナーの堀口です。
今回はジャニーズ事務所さんの中でも、今やトップクラスのグループ、Sexy Zoneについて、ボイトレの観点から人気の秘密を分析してみたいと思います。どちからと言いますと、ボーカルトレーニングに近いニュアンスではありますが、面白い内容になったと思いますので、是非お読み頂ければ嬉しいです。
このようなボイトレ解説の更新情報はLINEにご登録頂くと最新の更新情報をお送りさせて頂いていますので、是非ご活用下さい。
Sexy Zoneについて
Sexy Zoneは5人組の男性アイドルグループ。「マイケル・ジャクソンのセクシーさ」や「国際性」をイメージして結成されたグループだけあって、それぞれの個性がとても際立っていて、それぞれが充分ソロでやっていける程、歌・ダンスに向き合う意識が高いグループ、というのが第一印象でした。
歌っているときの表情・動きが歌詞と見事にリンクしていて、1曲を通してひとつのドラマを感じることさえできます。
「伝わる」パフォーマンスとは。感情と呼吸
ではどうして彼らは「伝わる」パフォーマンスができるのでしょうか?
これをお読み頂いている方の中で、実際にボイストレーニングを受けていて、
「もっと感情を込めて!」
「切ない感じを表現してみて!」
「歌詞の中の主人公になったつもりで歌ってみて!」
などと言われて、戸惑ったことがある方はいませんか?
また、感情を込めようと歌声に変化をつけることばかりに気をとられてしまい、結果的に違和感だけが残りどうしていいかわからない。。。
などと悩んでいる方はいませんか?
そんな方に試してみてもらいたいボイトレ方法があります。
「うれしい!」「腹立つ!」「残念。。。」「さみしい」
これらの感情を表すワードを思い浮かべてから、呼吸を意識してみてください。
呼吸のスピード、深さ(長さ)の変化に気づきましたか?
変化に気づかれた方は、その呼吸(息)にそのまま歌声をのせてみてください。自然と声に表情がつくはずです。呼吸の変化がわかりづらい方は、これらのワードを下記の表情を作って実際に声に出してみましょう。
まゆげを上げて目を見開いて「うれしい!」
まゆげや鼻をぎゅっとしかめて「腹立つ!」
伏し目がちに「残念。。。」
まゆげをハの字にして「さみしい」
声色・ボリュームに変化はつきましたか?
Sexy Zoneメンバーは感情と呼吸をうまく結びつけて、目の前やカメラの向こうのファンに伝わるようコロコロと表情を変えながらパフォーマンスされています。
悪い意味ではなく、彼らは際立って男性らしい低い声でもありませんし、息をたくさん使って優しさを表現している訳でもありません。ファンに伝えたい!という素直で高い意識が、自然と呼吸や動きにつながり、それぞれの個性となり歌い手にとって大切な色気となっているように思います。
技術力 表現力を鍛えるボイトレが大切
ブラッシュボイスでは、このように技術力と表現力をバランスよく鍛えるボイトレを実施しています。技術はそこそこ習得できてきたけど、何か物足りなさを感じて立ち止まっていらっしゃる方は是非一度ボイトレ無料体験レッスンへお越ください。
堀口 愛子