こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回はLDH所属のラップ・ボーカルグループ、DOBERMAN INFINITY(ドーベルマン・インフィニティ)の『DO PARTY』を歌いこなすコツについてお話ししていきたいと思います。
ラップ部分と歌部分を聴くとなんとも難しそうですね。
特にラップが苦手な方からするとどうやったら歌えるようになるのか、とても難しい課題曲かもしれません。
どのような練習が有効か、ご紹介していきます。
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ノリを声に反映させる リズムトレーニング
『DO PARTY』を聴くと、まず一番注目すべきはリズム。
このノリを声に反映させなければならないため、まず歌う前にしっかりリズムトレーニングを行い、『DO PARTY』のノリを体で感じられるようにトレーニングを行います。
曲を流し、足では「ワンツースリーフォー」と表拍のみのリズムを刻み、手は「ワンエンツーエンスリーエンフォーエン」と裏拍も含めたリズムを刻みます。
苦手な方は足と手同時に行えないかもしれませんが、反復練習し、同時にリズムを刻めるようになるまで練習して下さい。
この裏拍を感じるトレーニングをマスターしなければ、『DO PARTY』での縦ノリのリズム感が出せません。是非リズムをマスターして下さい。
子音をハッキリ発音する タンギングトレーニング
子音をハッキリ発音するトレーニング。ラップは特に言葉をハッキリと発音しなければなりません。
「な行」が苦手、「は行」が苦手、というように苦手な行を無くしていきます。
練習方法としては、苦手な言葉を連続で発音し、明瞭に聴こえるようトレーニングしていきます。
例えば「ら行」が苦手な場合、「ららららららららら・・・」と30秒間発声。
「さ行」であれば「さささささささささ・・・」
ピンポイントで「つ」が苦手な場合、同じく「つつつつつつつつつ・・・」と30秒間発声します。
明瞭に聴こえるように、子音をしっかりはっきり発音できるようにしましょう。
そして舌が発音に慣れてきたら、歌や文章の音読などでハッキリ発音できるかテストします。
リズムと明瞭な発音を意識して歌うトレーニング
DOBERMAN INFINITYさんの『DO PARTY』では、縦のノリのリズムがとても目立つ曲ですので、前述したリズムを体で感じながら、且つ発音にも気をつけながら歌うと曲の良さがとても引き立ちます。
DOBERMAN INFINITYさんは5人グループですが、これを例えば5人で歌うなら、5人とも共通のリズムの取り方をするべきです。
どんなにリズム感が良い5人だとしても、歌うタイミングや発音のタイミング、呼吸の合わせ方は多少ズレてしまうものです。そのため、同時に歌うことを考えたら録音をして歌い、寸分のタイミングのズレも無いように調整しながら練習を行って下さい。
パシッとタイミングが絶妙に合った時の歌のグルーヴ感やパワーは、呼吸やノリが合った時にしか生まれません。是非、このようなリズムやタンギングトレーニングを試してみて下さい。
ブラッシュボイスのボイトレ
いかがでしょうか?一人で歌う時と複数で歌う時の注意点は異なりますが、基本は同じです。地道な練習・ボイトレの積み重ねがものを言いますが、リズム感が無い!と思ってらっしゃる方でも必ずトレーニングで克服できます。
ブラッシュボイスではこのような基礎から応用に至るまでのボイストレーニングを行っております。是非お気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大