ダンスボーカルでうまく歌うコツについて


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いつもボイストレーニング、お疲れ様です。

今回はダンスパフォーマンスを行いながらの歌唱が難しいと言うご質問を受けました。
基本的にはダンスパフォーマンスを行いながらでも、ボイストレーニングを鍛錬することによって高い発声能力を維持することが可能です。
しかしながらこの場合、ダンスの技術と発声の技術と言うものは、それぞれある程度分けて考えなければ成立しないものだと考えてください。

ダンスボーカルでうまく歌うコツについて

ボイトレ簡単質問箱

ご質問内容
HN:さざれゆき
質問タイトル:パフォーマンスを行いながらの発声

はじめまして。
ダンスボーカルユニットのメンバーとして活動しています。
ボイトレを受けておりますが、ステージでパフォーマンス(ダンス)しながら歌う際、どうしても声がブレたり、空気を取り込む量も少なくなってしまいボイトレの際の発声が発揮できません。
ボイトレのほかにも基礎的な体力づくりにも力を入れたほうが良いのでしょうか。

回答と解説

歌いながらダンスパフォーマンスを行う場合、声が体の躍動によってぶれると言う事は、ある程度仕方がないことです。
許容するしかないケースもあります。

ケースによりますが、激しい有酸素運動を行っているダンスの場合は、そもそも酸素が欠乏している状態なので、通常の腹式呼吸による吸う呼吸量では息が足りないこともよくあります。

通常の歌唱と同じく脱力する事が大事

それではどのようにこの問題を最大限解決すれば良いのか。
完璧な解決方法はありませんが最大限解決する方法もあります。

それは冒頭でも申し上げた通り、ダンスの技術と発声の技術を分けて考えると言うことが重要になります。

力を抜いて行うと言うことに関してはダンスも発声も同じです。
しかしながらボイストレーニングを行って力を抜いた発声能力を向上させても、体を動かすダンスができないと結局力が入ってしまいます。
逆も然りです、ダンスを練習してばかりいても歌を歌う場合は、ボイストレーニングでの体の使い方・発声方法を学ばないと結局ダンスも力が入ってしまいます。

歌とダンス、それぞれ別々に練習を行ってみる

「二兎を追う者一兎をも得ず」と言う諺がありますが、それならば二兎を追うなら日時をずらしバラバラに追えば、二兎を得られる可能性は高くなると言う話なのです。
同じ日に追ってしまうと一兎も得られないと言う発想です。

この二兎はダンスと発声の技術と言うわけです。
それぞれの技術を習得して、組み合わせるときに初めて力が抜けた状態でパフォーマンスが可能になると言うことです。
※ただ、ある程度どちらもできるようになってきているレベルであれば同時に行うという事ももちろん可能ですので、ご自身のレベルにあわせてどうしていくのがベストなのかを模索していく必要性もございます。

ダンスに関して基礎的な体力づくりはボイトレ以上に当然大切になります。
体にダンスに必要な筋肉もつけなければいけませんし、比較すると発声では普段あまり必要ではない筋力もダンスでは使います。
多分この点においては皆さんも想像してイメージが湧くと思います。

注意しなければいけないのは、ダンスのための基礎体力や筋肉をつける事は大事なんですが、発声をするときのイメージを高めながら、もしくは膨らませながら筋力をつけないと、体がガチガチになってしまって力が抜けたリラックスした発声方法ができなくなってしまいます
この点には注意が必要です。

一見ダンスはしなやかな体の動きに見えますが、結構発声とは異なった筋肉が必要になってくるので、歌とダンスを併用する場合は気をつけないと、のびのび発声することができなくなってしまうんですね。

また何かご不明な点があればご質問ください。

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