歌唱時にフェイクをうまく入れる為の方法について

    ボイストレーニングスクールのブラッシュボイスです。
    いつもボイストレーニング、お疲れ様です。

    どうやってフェイクを歌にうまくいれるのか、フェイクの方法について、ご質問をいただきました。

    フェイクは「リズムの捉え方のうまさ」と「相対音感の良さ」の2つがレベルが高まっていればある程度行う事は可能です。

    目次

    歌唱時にフェイクをうまく入れる為の方法について

    ボイトレ簡単質問箱

    HN:白河
    性別:女性
    年齢:40
    ご質問タイトル:歌唱テクニック

    楽曲のイントロなどで「Ah〜」や「wow〜」などのフェイク(アドリブでしょうか)をオリジナルで入れたい場合、どのような点を意識してつけるのでしょうか。
    フィーリングと言われてしまうとそうなのかもしれませんが、コードなどを理解した上で合う音程、メロディを探すということになりますか?
    ご回答お願いいたします。

    「リズムの捉え方のうまさ」について

    これについてはなかなか奥が深い話でもあるのですが、楽曲が4ビートなのか8ビートなのか16ビートなのか?
    またそれらをイーブンと言うノリで感じるのか? バウンスと言うノリで感じるのか?
    これらのことがある程度知識としても感じ方にしても、ボーカルの体に備わっていないとフェイクができるようにはなりません。
    リズムを学問的に理解できていなくても、感覚的にセンスが研ぎ澄まされている人の場合は、ある程度適当にやっていてもリズムをきちんと感じながらやることができますが、突き詰めるところまで突き詰めようと言うことになれば、学問的にリズムをしっかり勉強しないとフェイクをかけることに限界は必ず来ると思います。

    「相対音感の良さ」について

    相対音感が研ぎ澄まされるようになるためには、発声で共鳴をしっかりとできるようになること。
    このことが非常に重要な要素をはらんできます。
    共鳴をしっかり保ってリズムを感じながら歌うことができると、耳から入ってくるオケの音と、自分の頭の中で上咽頭の共鳴により鳴っている声の音。
    つまり外的なものと内的なものの音が耳の中でシンクロします
    シンクロすると例えるならプールの中を自由自在に泳ぎ回れるような感覚で、音の中を泳いでいくような状態になります。
    この状態になると、自由自在にフェイクをかけることができるようになる状態であるといえます。

    以上になります。
    質問者様がおっしゃられているようにフィーリングを高めることやコードをしっかりと理解することと言うのもフェイクをかける上では重要な要素になりますが、やはり決定打にはなりません。
    フェイクは「リズムの捉え方のうまさ」と「相対音感の良さ」の2つがレベルが高まっていればある程度行う事は可能であると言うことをぜひ考えていただき、制度を磨いていただきたいなと考えます。

    またわからないことがあれば何でもご質問ください。
    お待ちしています。

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