歌唱テクニックの一つフォールの練習方法について

ボイストレーニングスクールのブラッシュボイスです。
いつもボイストレーニングお疲れ様です。

今日はフォールについてご質問をいただきましたので、この件に関してご回答を差し上げたいと思います。

前にまずフォールとは何かと言うと、ある特定の音階から別音階へ『スラー』で音が落っこちることです。
「あ〜ぁ」と言うあくびもフォールと同じですね。
もしこの説明でわからない場合はインターネットか何かで検索していただいて「フォール」と言うものがどういうものかまずはご理解いただきたいところではあります。

それでは質問者様の内容の紹介と解説を行っていきたいと思います。

目次

歌唱テクニックの一つフォールの練習方法について

ボイトレ簡単質問箱

HN:よもぎ
性別:女性
年齢:25
ご質問タイトル:歌唱テクニック

はじめまして。
ボイストレーニングに数年通っています。
基礎は身についてきたので歌唱テクニックをどんどん取得していきたいと思っています。
最近フォールを取得したいと思っていますが音が綺麗に落ちていきません。
フレーズの終わりの音にフォールをかけようとするとフレーズの最後のその音のみ強調されてしまったり、滑らかに音が落ちなかったりします。
具体的には、フォールをかけたいと思った楽曲がボーカロイドで、一旦若干しゃくってからのフォールなので変に力が入って強い発声になってしまうのかなとは思ったのですが、良い練習方法はありますでしょうか。アドバイスいただけると嬉しいです、宜しくお願いします。

息継ぎをするタイミングが少ない楽曲は難しい

こちらはどのような楽曲を歌っている際に、フォールをかける音が力んでしまうのでしょうか?
この辺が明確になっていないと、回答が難しくなってしまうのですが、例えば早い曲調の場合。
曲調が早いと言うよりかは、息を吸うタイミングが極端に少ない楽曲などでは、フォールやグリスアップと言うような歌い回しが語気が強まってしまうことがよくあることです。

わかり易い例えを具体的なアーティスト名で挙げていくならばポルノグラフィティさんのような楽曲でしょうか。

とにかく息が続かないと言うところが問題で、人間は息が足りなくなると当然苦しくなるので様々なパフォーマンスに支障が出てきます。

音楽的に言えば、表現の方法(フォールやしゃくり(グリスアップ))が追いつかない。
息が足りなくなってきてしまうのでリズムが速くなってしまう。
歌詞を間違えやすくなる。
メロディーが適当になる。
ピッチが曖昧になる。

などなど挙げていけば枚挙に暇がないというのが現実です。

息が足りていない可能性が考えられる

おそらくフォールをかける際に、うまくできないと言うのは息が足りないと言うところが原因としてあるのではないでしょうか。
現状で考えると、回答するための素材が足りておりませんので、このように想像位でしかお答えできないのですが、おそらくそうなんじゃないかなと思います。

今回は表現力に余力を持たせていくのであれば、行の量をしっかりと確保しておきましょうと言うことです。

そのためには腹式呼吸をしっかりと学び、短い時間(0.5秒)でたくさんの息を吸い込めるように努力することが大事です。
腹式呼吸の方法については「腹式呼吸」の記事を参考にしていただければ唸るほど書いてありますので、こちらの記事では割愛させていただきます。

引き続きボイストレーニング、頑張ってみてください。

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