歌いやすいキーの設定について

    いつもボイストレーニング、お疲れ様です。
    今日は自分に合っているキーの設定方法についてご質問を受けましたので、これに対して回答していきたいと思います。
    ちなみに自分に合っているキーだからといって他人が聞いたときに必ずしも「良い」と思ってもらえるとは限りません。

    詳しく解説していきたいと思います。

    目次

    歌いやすいキーの設定について

    ボイトレ簡単質問箱

    HN:なし
    性別:男性
    年齢:28
    ご質問タイトル:曲のキー

    はじめまして。
    現在バンドで活動を行っています。
    オリジナル曲の他にカバー曲も歌うのですが、その際のキーの決め方について悩んでいます。
    自分が歌っていて気持ちの良いキーと、聴き手が良いと思うキーがことなるということは聞いたことがあります。
    サビなどの見せ場に合わせる方が良いのかとも思いますが、自分は低音が得意なのでAメロなどの低い部分を響くところに合わせたキーにしたいとも思います。
    ちなみに音域は狭い方ではないです。
    この場合どこの部分に焦点を合わせることが最適でしょうか。
    アドバイスお願いします。

    ロングトーンが良く響くようなキー設定にする

    まず結論から言って、声を伸ばすところ(ロングトーンの部分)に声がよく響くポイントを持ってくることをキー設定の基本として考えるのがベストです。

    ちなみにAメロで声が響くようにキーを設定するとサビが高くなったときに対処できなくなってしまうことがよくありますので、これに関しては非常にリスクが高いです。

    サビのロングトーンで伸ばす部分の響きをどのように探せば良いのか?
    これに関してはボイスポジションを探る、と言う方法を用いてください。
    ボイスポジションの関連記事はこちらです。

    高音発声で音程が安定しないときのボイストレーニング

    自分が気持ちの良いキーと聞き手が心地よいキーは一致しない

    そして冒頭でも書いた通りなのですが、自分が歌っていて気持ちの良いキーと聞き手が聞いていて気持ちの良いキーと言うのは必ずしも一致しません
    しかしながら確率的に考えると、サビのロングトーンで伸ばす部分にボイスポジションをしっかりと持ってきた方が聴感上聞き手が「良い歌だな」と感じやすいのは事実です。
    あくまでも確率の問題なのですが、確率の問題の域を出ないと言うことも確かなので、自分が自信を持ってこのキーが自分にとっては良いものである!と最終的に決めたところが、ボーカルである自分自身が良い歌を信念を持って歌うための秘訣なのかもしれないと私は思っています。

    また何かわからないことがあればご質問ください。

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