ボイストレーニングスクールのブラッシュボイスです。
今回は、なつきさんという方よりご質問を頂きましたので「音程を取る方法、音痴の直し方について」回答と解説をしていきます。
音の取り方、音感を鍛える為の練習方法を解説しますので是非参考にされてみて下さい。
音程を取る方法、音痴の直し方について
ハンドルネーム : なつき
ご質問タイトル : ドレミについて
ご質問内容 :
ボイストレーニングの動画を見て練習していたときの話ですが、音が違うと言われても全て一定に聞こえるため、練習している私の音は全く変わらない一定のままで、練習になっている感じがしません。
ドレミの違いなどといった音を、どうすれば読み取れるようになりますか?
【回答】
今回のご質問は自分がどの音階を発声しているのか、自分自身で区分することができないと言うお悩みでした。
こちらの質問文から考えてみると、どのようなボイストレーニング動画を見ておられるのかと言う点が不明瞭なのでどこまで的確に回答できるかは分かりません。
取りあえずは、色々と推察した上で回答と解説をさせていただきます。
以下の点に関して、なつきさんは既にやっておられるでしょうか?
①自身の声を録音しながら鍵盤で音を比較してみる
自分の声を録音しながら、鍵盤楽器で音を確かめながら音階を照合してみるという方法があります。
これは鍵盤を実際にお持ちではなくても、鍵盤のアプリなどをスマホでインストールすればOKですので気軽にできます。
実際に鍵盤で音を出し、同じ音を発声してみて、録音したものを聴いて確認してみる。
そうする事で音が違うのか、合っているのかを確認可能です。
iPhone:ピアノ-リアルなサウンドのピアノキーボード楽器
Android:Perfect Piano
②共鳴にて相対音感の練習を行ってみる
「共鳴」の練習を行い、頭蓋骨の骨伝導を利用して相対音感の練習を行ってみる。
共鳴に関してはいくつか記事を書いているのですが、下記を参考に共鳴の練習をしてみて下さい。
【ボイトレノウハウ6】共鳴 (図解あり)
以上の2点を既に行っているにもかかわらず、自分の発声している音程がわからないと言うことであれば他にも解決策はあります。
③チューナーで音階を調べる
ぜひともやっていただきたいのがチューナーを使った音階の調べ方です。
チューナーと言うのは、例えばギターなどの調弦(チューニング)、もっと簡単に言うと正しい音にする為に使う音楽機材です。
このチューナーも鍵盤アプリと同じくスマホアプリでダウンロード可能ですので、インストールして使ってみてください。
iPhone:楽器チューナー Lite by Piascore
Android:GuitarTuna
チューナーを自分の口の近くに置き、実際にどこかしらの音を発声してみましょう。
そうするとチューナーがその声の音階をキャッチして音階を表示してくれます。
これにより自分の音階がどこの音なのかを判別することが可能です。
ただ、人間の声と言うのは非常に複雑な倍音や周波数やボリュームが立体的に絡んでいるので場合によってはチューナーでは拾いづらい声もあります。
たとえば極端に低い声などはチューナーでは拾いづらいので、間違った表示がされる場合もあります。
ですから、あくまでも参考程度にチューナーを使って頂ければと思います。
音痴のメカニズムについて
音痴のメカニズム、なんで音が取れないのかについては別記事にて詳細が書いてありますので、下記も参考にされてみて下さい。
音痴を克服するためのボイストレーニング
またわからない点等がございましたら、お気軽にご質問いただければと思います。