普段喋る声がかすれたり、発声がし辛い状態の改善方法について

    こんにちは、ボイストレーニングスクールのブラッシュボイスです。
    本日は「普段喋る声がかすれたり、発声がし辛い状態」の改善、解決方法についてご質問がございました。
    早速回答を差し上げたいと思います。

    目次

    普段喋る声がかすれたり、発声がし辛い状態の改善方法について

    ハンドルネーム : 居眠りゾンビ
    ご質問タイトル : ご質問致します!
    ご質問内容 :
    初めてご質問致します。居眠りゾンビと申します。
    質問というか悩みと言いますか、ワタクシ現在40代半ばになります。
    18歳くらいからバンドやソロなので歌を歌って来ました。
    40歳過ぎた辺りから普段喋る声がかすれたり、発声がしヅラくなってきました。
    最近特にツラいのが、歌った後に腹筋が痛くなります。
    細かく言えば胃の辺りが掴まれてキューッとなる様な痛みなのです。
    元から腹式呼吸を意識して歌ってはいます。
    最近の発声のしヅラさも気にして喉も開く様にして歌ってます。
    しかしこのお腹の痛みが一度起こるとなかなか治まりません。
    腹式呼吸の仕方に問題があるのでしょうか。
    もし解決策があるのならばご教授いただければ幸いです。
    何卒宜しくお願い致します。

    ご質問を頂きありがとうございます。
    大きく分けて、

    • 『40歳過ぎた辺りから普段喋る声がかすれたり、発声がしヅラくなってきました。』
    • 『歌った後に腹筋が痛くなります。
      細かく言えば胃の辺りが掴まれてキューッとなる様な痛みなのです。
      元から腹式呼吸を意識して歌ってはいます。
      最近の発声のしヅラさも気にして喉も開く様にして歌ってます。』

    という2つの質問のようですので、一つずつ回答をしますね。

    普段喋る声がかすれたり、発声がし辛い状態の改善方法

    先ずは『40歳過ぎた辺りから普段喋る声がかすれたり、発声がしヅラくなってきました。』について回答します。

    これは加齢による喉全体の衰えによるものです。
    例えば後鼻漏が増えて来たとか、声帯がか細くなって来たとか、喉が乾燥に耐え難くなって来たなどは加齢です。
    しかし、後鼻漏は耳鼻科で治りますし、乾燥も喉の吸入器を購入してケアすれば解決します。
    声帯がか細くなる、という点のみは何ともなりませんが、むしろ声質が加齢により変化して行くという意味で新しいアイデンティティーが声に芽生えて行くので変化を楽しんで頂きたい所です。
    特段医学的な分野での治療が必要ないのであれば、声がれは気にしなくて良いと思います
    解決というよりかは、受け入れるというのが妥当かと思います。

    横隔膜が痙攣を起こしている可能性がある

    次に
    『歌った後に腹筋が痛くなります。
    細かく言えば胃の辺りが掴まれてキューッとなる様な痛みなのです。
    元から腹式呼吸を意識して歌ってはいます。
    最近の発声のしヅラさも気にして喉も開く様にして歌ってます。』
    について回答をします。

    恐らく横隔膜の使い過ぎです。
    それにより横隔膜が痙攣を起こしていると推察されます。
    子供の頃に短距離走を走った際に呼吸が荒くなり、横っ腹がギューっと痛くなった経験は多くの方が持たれているものだと思います。
    それと同じことが起こっていると推察されます。

    つまり横隔膜に必要以上に負荷をかけ過ぎている。
    もう少し、力を抜いた状態で横隔膜を上手に操れる様にすることが大事です。

    また歌を歌う際にウォームアップ(ストレッチなどもそう)をしないで一気にフルスロットルで歌ってしまうと横隔膜は同じ様にびっくりしてしまいます。

    ただ、横隔膜の痙攣は病的なものではございませんからご安心下さい。
    有酸素運動を行う事は体質改善に効果を発揮します、水泳も良いです。
    まずはウィーキングなどから初めてみて腹式呼吸で歩いて下さい。
    腹式呼吸のリズムと整えながら持久力も手に入れる事が痙攣を起こさなくさせる近道です。

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