徳永英明さんの歌い方について

    徳永英明さんの歌声を聴くと、なぜこんなにも心に沁みるのだろうと感じたことはありませんか?
    あのハスキーで透明感のある歌声は、多くのリスナーを魅了し続けています。

    この記事では、徳永英明さんの歌い方の特徴をボイトレ(ボイストレーニング)の視点から詳しく解説します。
    「声の抜け」「ビブラート」「イントネーション」といった要素を紐解きながら、なぜ徳永さんの歌声がこれほど心に響くのかを検証していきましょう。

    目次

    徳永英明さんの歌い方の最大の特徴|「声の抜け」とは

    徳永英明さんの歌い方で最も特徴的なのは、マイクに乗りやすい「声の抜け」です。
    声の抜けとは、声がこもらずにスッと前方に飛んでいく状態のことを指します。

    声が抜ける歌い方ができると、無理に大きな声を出さなくても、聴く人の耳にしっかりと届きます。
    徳永さんの歌声に説得力があるのは、この「声の抜け」が非常に優れているからです。
    ハスキーな声質でありながら、一音一音がクリアに聴こえるのは、まさにこの技術の賜物と言えるでしょう。

    この「声の抜け」はボイトレで体得することが可能です。
    ただし、プロの歌手であっても習得が難しい技術であり、自分の声を客観的に理解できることが大前提となります。
    自分がどんな声を出しているのかを正確に把握し、マイクにどう乗っているかを意識するトレーニングが必要です。

    VOCALISTシリーズが愛される理由|イントネーションと曲の一致

    徳永英明さんは2005年頃から、女性アーティストの楽曲をカバーした『VOCALIST』シリーズをリリースし、大きな反響を呼びました。
    なぜこのカバーシリーズがこれほどヒットしたのでしょうか。

    その理由のひとつが、歌詞のイントネーションと曲のメロディラインの一致です。
    VOCALISTシリーズで取り上げられた楽曲の多くは、歌詞を普通に話したときのイントネーション(高低のアクセント)と、メロディの音程の上下が自然に重なっています。

    たとえば、サザンオールスターズの「いとしのエリー」を例に挙げてみましょう。
    「泣かしたこともある」という歌詞を、メロディをつけずにそのまま話してみてください。
    話したときの言葉の高低と、実際のメロディの動きがほぼ一致していることに気づくはずです。

    このように、時代を超えて愛される名曲には、歌詞のイントネーションとメロディが一致しているものが多い傾向があります。
    徳永さんはこうした楽曲を丁寧にカバーすることで、原曲の持つ「言葉の力」をさらに引き立てているのです。

    徳永英明さんに学ぶビブラートと語尾の表現力

    徳永英明さんの歌い方でもうひとつ注目したいのが、繊細なビブラートと語尾の処理です。
    フレーズの終わりに自然なビブラートをかけることで、歌声に余韻と温かみが生まれています。

    ビブラートは正しいトレーニングを行えば、誰でも身につけることができる技術です。
    詳しい練習方法については「ビブラートのかけ方と練習方法」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

    また、徳永さんは語尾を丁寧に処理する歌い方も特徴的です。
    語尾が不安定になると歌全体の印象がぼやけてしまいますが、徳永さんは一つひとつのフレーズの最後まで安定した発声を保っています。
    語尾の安定は歌の完成度を大きく左右する要素です。「語尾を安定させるコツ」も合わせてご覧ください。

    ファルセットとの使い分けが生む表現の幅

    徳永英明さんの歌い方には、地声とファルセット(裏声)を滑らかに行き来する表現も見られます。
    特にバラードの高音域では、力で押し切るのではなく、あえてファルセットを混ぜることで、繊細さや切なさを演出しています。

    このファルセットの使い方は、歌唱方法としてのウィスパーボイスやミックスボイスとも関連が深い技術です。
    ファルセットの基本的な出し方については「ファルセットの出し方と練習方法」で詳しく解説しています。

    地声とファルセットの切り替えをスムーズにするためには、日頃からの発声練習が欠かせません。
    どちらか一方だけでなく、両方をバランスよく鍛えることで、徳永さんのような表現の幅が広がっていきます。

    徳永英明さんの歌い方を自分の歌に活かすには

    徳永英明さんの歌い方から学べるポイントをまとめると、以下の3つが重要です。

    1. 声の抜けを意識する
    こもった声ではなく、前に飛ぶ声を意識しましょう。鼻腔共鳴を活かした発声がポイントです。

    2. イントネーションを大切にする
    歌詞を「話す」ように歌うことで、言葉が自然に聴き手に届きます。歌う前に歌詞を音読してみるのも効果的な練習法です。

    3. 語尾とビブラートを丁寧に
    フレーズの終わりまで気を抜かず、自然なビブラートで余韻を残す歌い方を心がけましょう。

    上手い歌よりも、「良い」と思われる歌
    徳永英明さんの歌い方が教えてくれるのは、まさにその本質です。
    テクニックだけではなく、言葉を大切にし、聴く人の心に届ける歌い方を目指していきましょう。

    ブラッシュボイスでは、「声の抜け」やビブラートなど、一人ひとりの課題に合わせたレッスンを行っています。
    独学では気づきにくい自分の声のクセや改善点を、客観的な視点でアドバイスいたします。
    ぜひ一度、ボイトレ無料体験レッスンで、あなたの声の可能性を確かめてみてください。

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