ボイストレーニングスクールのブラッシュボイスです。
本日は歌う上でとっても大切な「語尾」についてご紹介したいと思います。
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どんなに素晴らしい歌声でも、どんなに感動的な曲を歌っていても、最後の語尾がきまっていないと、印象がガラっと変わってしまうのです!ボイトレのレッスンの中では、このような細かいと思える部分も大事なポイントの一つとしてやっていきます。
語尾が人に与える印象とは
歌だけでなく、通常の会話でも役立つ内容になっていますので、是非お読み頂ければと思います。
話し言葉でも最後の言葉をはっきり言うのか、優しく言うのか、消えそうに言うのかで、相手へ伝わる印象が大きく変わってきます。
例えば、「こんにちは」という言葉。
こんにちは!(語尾を強めに言う)
こんにちは~。(語尾を伸ばして言う)
こんにちは…。(語尾が消え入りそうに言う)
これだけでも、表情がガラっと変わって聞こえますよね。
歌でも同じことがいえるのです。
また語尾の歌い方の種類も、
・ビブラート
・ストレートカット
・フェードアウト
など色々とありますが、どの場合でもきちんと意識して出来るかが鍵になってきます。
終わりよければすべてよし!
というまではいきませんが、語尾の気をつけ方についてまとめてみたいと思います。
語尾が安定しない原因とは
「語尾が震えてしまう」
「語尾で息が苦しくなる」
「英語の語尾が上手く表現できない」
これらの原因と改善方法について、ボイトレの観点から解説していきたいと思います。
語尾が震えてしまう原因~腹式呼吸~
語尾が震えてしまう原因に、呼吸が安定していないことが挙げられます。
息がくるしくなって語尾が震えてしまう人をよく見かけます。その場合安定した呼吸が必要です。
腹式呼吸のトレーニングを日ごろからしっかり行うことで改善していきましょう。また、語尾に近づいていくほど気を抜いてしまい、腹式呼吸のお腹の支えを忘れてしまう場合もあります。
せっかく日ごろから腹式呼吸のトレーニングをしていても、実践で使えなければもったいないお話です。最後まで気を緩めずに、安定した声を出せるように意識していきましょう!
語尾で息が苦しくなる原因~息継ぎ~
語尾で息が苦しくなる原因に、息継ぎがあります。
腹式呼吸にも関係してきますが、語尾で息が苦しくなり安定しない理由のもう一つに「息継ぎがうまくできていない」ことも考えられます。
どれだけ腹式呼吸がうまくできたとしても、息を吸うポイントがなければ誰だって苦しくなってしまいますよね。どこで息を吸うと呼吸が楽になるか。歌に表情がつくか。しっかりと曲と向き合った上で、歌詞にブレスポイント(息を吸う場所)を書き込むことをお勧めします。
私もブレスポイントはよく書き込みますので、ぜひ試してみてください!
また、語尾を何拍伸ばすか決めることも大切です。どこまで伸ばすかによって、歌の安定感やノリが大きく変わってきます。色々と試して、録音して確かめてみて…を繰り返すことで、語尾としっかり向き合うことができますし、あなたの歌も確実にレベルアップすること間違いありません!
語尾まで意識が向けられない場合~語尾のイメージ~
語尾まで意識が向けられない場合の、語尾のイメージのコツについて。
どれだけ心を込めて丁寧に歌っているつもりでも、語尾までなかなか意識が向けられないという方もいらっしゃいます。
そうすると、ぶっきらぼうな雑な印象を与えてしまいかねません(あえてそういう表現をする場合はいいのですが…)。
そこで語尾のイメージとして私がお勧めするのは、「語尾は口から出た音が半円を描いて自分の胸辺りに戻ってくるイメージ」をもつのです。
そうすると生徒様も見違えるように語尾が綺麗になり、歌の印象が大きく変わってきます!
これは効果絶大な方も多いので、ぜひお試しいただければと思います。
英語の語尾について
洋楽を歌うとき、よく見かけるのが言葉の最後をきちんと発音していない方です。
たとえば「love」という単語。
「ら~~~~~」で終わってしまうのではなく、きちんと最後に「ら~~~~~ブ」をつけてあげましょう。
他にも「need」の「d」や、「dreams」という複数形の「s」など挙げればきりがないのですが、小さい声でも言い切ることが大切です。
これは洋楽を聴いてみるとよく分かります。きちんと「d」や「s」など語尾まで発音しているのが分かるはずです。洋楽の語尾は特に私たち日本人には慣れない英語ですから、まずはしっかりと語尾まで聴いて耳で覚えていくことも大切です!
ブラッシュボイスのボイトレ 語尾の処理について
ブラッシュボイスのボイトレでは、語尾の処理の方法についても、丁寧にレクチャーし、客観的なアドバイスをしっかりと丁寧にさせて頂きます。
細かいケア、指導に関してはブラッシュボイスが得意としているところでもあります。
ぜひ一度ボイトレ無料体験レッスンを受けてみてください。