演劇・声優・アナウンサーを目指す人に欠かせない、滑舌をよくする発声練習とは


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ボイストレーニング・ボイトレ方法をまとめました


こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

今回は声優さんや役者さん、アナウンサーなど、話す声を生かした仕事を目指す方向けに、滑舌を良くするための発声練習についてお話ししていきたいと思います。

滑舌は、もともとはアナウンサーの業界用語です。文字通り、日本語のほとんどの言葉は、舌を滑らかに動かすことではっきりと発音できるようになっています。

滑舌を良くするためにはどのような練習・ボイトレ方法が効果的なのか、ご紹介していきます。

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滑舌発声練習のためのおすすめ例文のご紹介

まず先に、発声練習に使う文章や原稿で有名なものをご紹介していきます。

北原白秋「五十音」

「あめんぼ赤いなあいうえお」から始まり、それぞれの行に対応した文章を練習できます。

50音の発声

「あえいうえおあお」から始まり、「わえいうえおわお」で終わります。

北原白秋の「五十音」も「50音の発声」も特定の苦手な行を中心に行うとより効果的です。滑舌、声の響きなどを確認しましょう。

外郎売

演劇の世界では必ず行う発声練習が、この「外郎売」です。

元々は歌舞伎の演目で使われているもので、早口言葉や普段言い慣れない言葉が満載のため、演劇の世界では暗記して練習する文章としてはあまりにも有名です。

早口言葉

言わずと知れた滑舌練習です。
難易度もそれぞれあり、少しずつ難易度を上げていけるようにしましょう。

自分で言いづらい早口言葉を開発していくのも良いと思います。

セリフ・演劇・会話に関する発声練習の方法や、必要なテクニック

発声練習について

基本的な腹式呼吸での共鳴した発声は必須です。そのため、それを習得するための呼吸練習、共鳴練習は必ず行って下さい。

それを意識した上で、前述の「滑舌発声練習」で使う原稿を使っての発声練習を行いましょう。滑舌はもちろん、発声も正されていきます。

滑舌に関しては、早口言葉と併せて、前述の「50音」で苦手な行を集中的に2回ずつ発音することで特定の母音や子音の発声が改善されます。
例えば「ああええいいううええおおああおお」や「ささせせししすすせせそそささそそ」など。

必ずボイストレーナーを付けてトレーニングを行って下さい。間違ったやり方でやりこんで慣れてしまうと、気づいた時には改善できない程の癖になってしまっている可能性があるからです。

演劇・声優・アナウンサーに必要な発声テクニック

演劇・声優・アナウンサーを目指す方の必須な発声テクニックとしては、「中低音域をいかにキレイに響かせるか」というものです。歌とは違って極端に高い声を出すことはあまりありません。(演技のシーンによってはありますが)

普段の話し声で使うような声の高さの範囲で発声することがメインです。とりわけ話し声・・・中低音域での発声が多いため、この音域での発声をいかにキレイに、そしていかに表現ができるか、という面がとても大切です。

また、モノマネを楽しんで行うこともとても大切です。アナウンサーは声優さんや俳優さんのような演技をすることはないかもしれませんが、表現力を養う一環としてはとても良いトレーニングになります。誰か身近な人のモノマネ、タレントさんのモノマネでも良いです。恥ずかしがらずにマネをしてみて下さい。

最初は似ていないと感じるかもしれませんが、真似ることで表現力が身につきます。声の出し方、表情の作り方、声のトーン、話すスピード、声色、話しの間、などです。

言葉では説明できない雰囲気や感情表現については歌も同じように、好きなアーティストさんのモノマネを大いに行ってみるととても勉強になります。

モノマネタレントでない限り、実際にお仕事の現場でモノマネをする機会はないですが、「表現を行う」という面ではとても大切な練習です。是非試してみて下さい。

ブラッシュボイスのボイトレ無料体験レッスン

いかがでしょうか?声優さんやアナウンサー、俳優さんなど、声を使う方の発声練習には方法がいくつもあり、その人に合ったトレーニング方法を適切に見極めて、集中して練習する必要があります。

これにはボイストレーナーを付けて行うことが必須ですので、まだボイトレを行っていらっしゃらない方は、是非一度、ボイトレ無料体験レッスンをお試し下さいませ。

株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大

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