歌真似について

    いつもボイストレーニング、お疲れ様です。
    ものまねで声を作っている方々は、どのように声を作っているのかと言うご質問を頂きました。
    これについては、様々な見解があって然るべきなのかなと考えていますが、ボイストレーナーとして、最も王道的な見解を述べていきたいと思います。

    目次

    上手に歌マネをするにはどうすれば良いのか

    ボイトレ簡単質問箱

    HN:ナカハラ
    性別:男性
    年齢:23
    質問タイトル:歌真似について

    初めまして。
    歌真似について質問させていただきます。
    現在YouTubeなどでさまざまなアーティストさんの歌真似をしている方がいますが、元々の声質が似ていないようなアーティストの真似もとても似ているなと思うことが多いです。
    歌真似をされている方々は、どのように声質や声色を変化させているのでしょうか。
    宜しくお願いします。

    正しい発声方法をするためには、このような手段が望ましい!と言う事はある意味ボイストレーニングの観点からすれば簡単に伝えることができるのです。
    しかし、多少喉を痛めてでも、ものまねと言うジャンルにおいて声を作ると言う事は必要ですよね。
    なぜならばそうじゃないとものまねは成り立たないわけですから。

    では実際にどのように声を作っているのか。
    ものまね師として有名な人の話をいくつか聞いたことがあるのですが、やはり実際に正しい発声方法と言うものに関しては皆さん基本的には学んでいると言うのが実態のようです。
    例えばコロッケさんも自分のレコードを出されています。
    そのレコードに関してはものまねは存在せず、コロッケさんのご自身の声によりご自身のアーティストとしての立場での歌い方で作品を歌われていました。

    そのような正しい発声方法を学んだ上で、喉をきゅっと締め付けて声を出してみれば、か細い声にもなるかもしれませんし、そこにさらに息を加えてウィスパーボイスっぽくすれば男性ならば森進一さんみたいな歌い方になると考えます。
    甲高い声でなんとなく唇をすぼめて歌えば美空ひばりさんみたいな感じに女性ならばなりやすいでしょうし。
    声を作っていくと言うことで考えればものまねの場合は方法を挙げればキリがありません。
    方法を挙げていくとキリがないのですが、ものまね師の才能と言うのは、そのキリがない方法の中でどうすればものまねとして成立させていくことができるのかを感覚的に手段を選択していくことができるところがすごいですよね。
    そこにはパフォーマンスと言うところも変わってくるのでしょうが、一般的な歌手の発声方法とは異なると言うところは間違いありません。

    今日の内容をまとめると、ものまね師の様に声を作っていく人の場合は、正しい発声方法を学んだ上でそれを極端にどのように崩すのかを考える
    これがわかりやすい手段の1つだと考えます。

    また何かご不明な点があればいつでもご質問ください。
    お待ちいたしております。

    この記事に関連のある記事

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    目次