テンポの早い・譜割りの多い曲の歌い方

いつもボイストレーニング、お疲れ様です。
ブラッシュボイス

最近の流行の曲は確かにテンポが速い曲が多いですよね。
テンポが速いと言うよりも、厳密に言えばリズム(ボーカルの譜割り)の細かい楽曲が増えたなと言う印象があります。

この20年位はR&Bが日本は比較的主流になってきておりますので、クラブ型のミュージックを16beatを感じながら歌を表現する形というのが非常に増えてきました。
このようなR&Bが主流になってきている日本の現在において、どのようにこれらの歌を歌ったら良いのか?と言うご質問をいただいておりましたので回答していきたいと思います。
最後までどうぞお付き合いください。

目次

テンポの早い・譜割りの多い曲の歌い方

HN:Super mix
性別:女性
年齢:35
質問タイトル:テンポの早い曲の歌い方

はじめまして。
最近流行の楽曲はテンポが速いものが多いと感じます。
わたしはあまりテンポの速い曲が得意ではないのですがチャレンジしようと練習中です。
リズムを細かくとることや滑舌、ブレスなどを意識して練習していますがなかなかカッコよく歌うことができません。
自分が歌っているものを録音し聴いてみたところ、テンポが遅れているわけではないのですが、速さについていくことで精一杯な感じがしました。
ここからはどのような練習をすれば良いでしょうか。
アドバイスお願いします!

【回答】
テンポの速い曲はR&Bのみならず、ロックなどでも昔より比べると速い曲が増えたなと言う印象はやはり冒頭でも申し上げた通り、私も感じるところです。

まずこの点のテンポの速い曲を歌う際には、

  1. リズムの表拍と裏拍を取れるようにする。
  2. 16beatで曲を認識して細かくリズムのフィーリングをつかむ。

一番重要なのは上記の2点です。

スマホアプリでメトロノームやクリックを流せるアプリを手に入れよう

①に関してはメトロノーム、もしくはクリック音を流すことができるよな無料のアプリをApp Storeなどでダウンロードするところから始めてください。
いろいろなアプリが出ていますので、自分に合っているものをダウンロードしていただければ大丈夫です。
実際にダウンロードしたらクリックを鳴らしてみましょう。
クリックを鳴らしたらピッピッと鳴っているその音が表拍として自分で手拍子をとりながら裏拍を表拍と表拍の間で叩いてください。
手拍子を叩く際に、ずれていたり、なんとなくきれいな音が鳴らなかったりすると、リズムを感じられていないと言う状態にあります。
テンポが大体80から120位まででできれば良いと思いますので、速さを変えて練習してみると良いでしょう。

16ビートで細かい音符を理解しよう

②に関してはちょっと難しいです。
16beatと言うのは一小節の中に16個の細かい音符が均等に入っている事を意味するわけですが、この説明が難しいです。
ですが、以下のように表現するとわかりやすいかもしれませんね。
こちらを読んでみてください。

「ダバダバダバダバダバダバダバダバ」

一小節の中でこのダバダバを全部発音すると、ダとバは全部で16個入ることになります。
きちんと自分で小節数をカウントしながら、このダバダバダバダバダバダバダバダバをきれいに一小節の中に収まるようにリズムのフィーリングを感じながら練習します。
前述していますが、これはリズムのフィーリングを感じる練習と言うことになります。
細かいフィーリングを感じる練習と言うことです。

まとめ

他にも練習方法はたくさんあるのですが、ボイストレーニングの領域から逸脱してしまうような内容になってしまうので、わかりやすくこの辺で留めておこうと思います。
もしリズムに興味をお持ちであれば、実際にリズムの楽器であるドラムベースとかベースですとか、そういったものに触れてみるのも良いかもしれませんね。
じっくり学ぶと言うことであれば、そのように楽器をやってみると深いところまで探っていくことができるはずです。

また何かご不明なことがあれば、何でもご相談ください。

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