シャウトの出し方・練習方法と、練習時の注意点

こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

今回はシャウトについてです。

皆さん、シャウトと聞くとどのようなイメージがありますか?

基本的にはロックやパンク、メタル系の曲で使われることが多いですが、MCで場を盛り上げるために掛け声で使うボーカリストも多いです。

  • どのようにすればシャウトを出せるのか。
  • シャウトを出すために、どのようなボイトレをすれば良いのか。
  • シャウトを出す(練習する)時、どのようなことに注意した方が良いのか。

これらについて、ボイトレの観点からお話ししていきます。

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目次

シャウトとは

叫び声のこと。

歌に取り入れると、喉に負担を掛けるため声に多少雑音が生まれ、ノイジーな声になります。基本的には表声で行う張り上げ声のことを指します。

シャウトの出し方・コツ

基本的な腹式呼吸、共鳴などをマスターしてから行うようにして下さい。

【ボイトレノウハウ1】腹式呼吸 (図解あり)

【ボイトレノウハウ6】共鳴 (図解あり)

これらの基礎をマスターしないうちに行うと、すぐに喉を壊してしまい、逆に声が出なくなってしまいます。

出し方としては、自分の中で高い音を出来るだけ大きな声で叫んでみましょう。

例えば自分の表声のトップの音がA4の場合、A4で母音の「あ」で試してみて下さい。

お腹で押し上げるようにして発声します。そして声が「あ”ー」とノイズ混じりの声が出れば成功です。

シャウトは喉に負担が掛かる発声ですので無理は禁物です。
(※ボイトレの現場では、声帯のダメージが大きいため基本的にシャウトの練習は積極的には行いません。)

シャウトをするためのボイトレ練習法と注意点

前述した通り、基礎である腹式呼吸、共鳴については通常のボイトレメニューと同じで問題ありません。

息は強く出す必要があるため、吐く力が弱い方はドッグブレスの練習を行いましょう。犬が走り込んだ後にする呼吸のように、「ハッハッハッハッハッ」とスタッカートでアタックの強い息を出せるようにします。

これはお腹を使えていないと絶対にできませんので、腹式呼吸を整える効果もあります。

ドッグブレスが出来たら、今度は「ハッハッハッハッハーーー」と伸ばします。最後の伸ばすところはなるべく強く、吐ききるまで行います。

そして声を出す時には、通常の発声よりも喉を若干閉めます。この閉じ加減が上手くいかないと、声が裏返ってしまいますので注意しましょう。

強い呼気と喉の閉め具合がバランス良くできないと、キレイなシャウトになりませんので、是非喉の様子を見つつ練習を重ねてみて下さい。何度も言いますが、シャウトの練習は喉への負担が大きいので、一回の練習は長くても30分以内に留めていただけると良いです。

一日のうちに何度も練習する場合は、一回の練習も10分以内に抑えるなど、喉への負担を考慮しつつボイトレを行って下さい。

シャウトの出し方 まとめ

シャウトがキレイに出来ると、ライブ会場も盛り上がりますし、パフォーマンスとしてもとてもカッコいいテクニックです。

喉に負担がかかることからも、一人でボイトレを行うということはあまり推奨できません。具体的なやり方・正しいやり方が知りたいと言う方は、是非ボイトレ無料体験レッスンにお越し下さい。

株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大

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