
ご質問への回答
ハンドルネーム:エレン
年齢:14
性別:男性
ご質問タイトル:地声とか話し声を自由自在に高くしたり、したい
ご質問内容:声変わりは終わっているのですが、声が安定せず、とても低くてガラガラしています。音域はG4からhiEでとても狭く、その音域も自由に扱えません。声優を目指していて、少年声から女声、青年声など色々できるようになりたく、練習方法を教えてほしいです。また声を痛めていて、声が治らないのか心配です。ミックスボイスを日常で使えるようになりたいのと、できる限り声を高くしたいです。
ブラッシュボイスにお問い合わせいただきありがとうございます。
声優を目指される方からのご相談は非常に多く、特に「色々な声を出し分けたい」「地声を高くしたい」「ミックスボイスを習得したい」というお悩みは共通して多く頂いています。
一つずつ整理してお答えしていきますね。
まずは「喉の状態」を最優先にチェックしてください
ご質問の中で最も気がかりなのは、「声を痛めていて、声が治らないのか心配」という点です。
これは練習方法よりも先に解決すべき最重要事項です。
ガラガラ声が長期間続いている場合、以下のような可能性があります。
- 声帯の炎症(急性・慢性喉頭炎)
- 声帯結節・声帯ポリープ
- 単純な使い過ぎによる一時的な疲労
声優志望の方にとって「声」は生涯の財産です。
まずは耳鼻咽喉科(できれば音声外来のあるクリニック)で声帯の状態を診てもらうことを強くお勧めします。
声帯に器質的な問題(結節やポリープなど)がある状態でトレーニングを続けると、症状を悪化させてしまうことがあります。
医師の診察で「声帯自体には問題なし」と確認できたら、次のステップに進みましょう。
声帯に問題がなく単に発声バランスが崩れているだけなら、正しいトレーニングで必ず改善していきます。
音域G4〜hiEが「狭い」と感じる理由と、音域を広げるための考え方
ご質問では音域を「G4からhiE」とお書きいただいていますが、これは少し整理が必要です。
一般的な男性の声域の目安としては低音側がG2〜C3あたり、高音の地声がG4〜A4、そこから上はミックスボイスや裏声の領域になります。
おそらくご質問者様は、
- 低音側:本来の地声の下限(C3〜G3あたり)
- 高音側:地声で出せる上限(G4)から裏声で出せる上限(hiE=E5)
を一続きの音域として捉えていらっしゃるのかと思います。
つまり、「狭い」のではなく「地声と裏声の境目(換声点)で声がうまくつながっていない」状態である可能性が高いです。
これはミックスボイスを習得することで大きく改善できます。

声が低くてガラガラ・不安定な原因とその改善法
声変わりが終わった直後の男性に多いのが、
- 喉に力が入りすぎている
- 息の支えが不安定(腹式呼吸が定着していない)
- 声帯閉鎖がうまくできず、息漏れと締め付けが混在している
という状態です。
ブラッシュボイスのレッスンでも、声が不安定でガラガラする方には、まず以下の基礎から見直していきます。
1. 姿勢のリセット
肩が上がっている、首筋が立っている、下あごに力が入っている、首が前に出ている――これらはすべて高音発声を妨げる典型的なクセです。
鏡の前で横向きに立ち、耳・肩・腰・くるぶしが一直線になっているかチェックしましょう。
2. 腹式呼吸の習得
仰向けに寝てお腹を膨らませる呼吸を確認 → 立った状態でも同じように呼吸できるよう練習します。
「息を吐きながら声を出す」感覚が安定の土台になります。
3. リップロール・タングトリル
唇や舌を震わせながら発声するトレーニングです。
喉の力みが抜け、息と声のバランスが整います。
低音から高音まで滑らかに音程を上下させる練習を毎日5〜10分続けるだけで、声の安定感は劇的に変わります。
4. エッジボイス
「あ”ー」とゾンビのようにうなる声で、声帯閉鎖の感覚をつかむトレーニングです。
閉鎖筋が鍛えられると、息漏れによるガラガラ感が減り、芯のある声に変わっていきます。
地声・話し声を高くする3つのアプローチ
「地声を高くしたい」「日常会話の声を高くしたい」というご要望には、以下の3方向からアプローチします。
① 地声(チェストボイス)の高音域を広げる
エッジボイス・タングトリル・ハミングなどで声帯閉鎖と共鳴を整えると、G4より上の地声が出しやすくなっていきます。
② ミックスボイスを習得する
地声と裏声を融合させた発声で、地声の力強さと裏声の高さを両立できます。
換声点(G4付近)をスムーズに通過できるようになると、日常会話の声も自然に明るく・高くなります。
③ 響かせ方を変える
声の高さは「ピッチ」だけでなく「響きの位置」でも印象が変わります。
胸ではなく鼻腔や顔の前面に響かせる感覚を覚えると、同じピッチでも声が高く・明るく聞こえます。
ミックスボイスを日常で使えるようにする練習法
ミックスボイスを日常会話で使えるようにするには、「歌の中で使うミックス」よりさらに自然で軽い発声が必要です。
練習の流れは以下の通りです。
- 裏声(ファルセット)を綺麗に出せるようにする
- 鼻歌で軽く高音を出す → 「ホー」「フー」と息混じりに高音を伸ばす
- 輪状甲状筋(高音を出すための筋肉)が鍛えられます
- チェストボイスとファルセットを交互に行き来する
- 「ホー(裏声)→ ハー(地声)」を低めの音程でゆっくり繰り返す
- 換声点を意識せずスムーズにつなげる感覚を養います
- 小さな音量でミックスを作る
- いきなり大きな声を出さず、鼻歌レベルの小声でミックスを探します
- 「張らずに出せる高音」こそが、日常で使えるミックスボイスです
- 会話の音域で繰り返し練習
- 歌の音域(高音域)ではなく、日常会話の音域(C4〜F4あたり)で軽く明るく響かせる練習を行います
声優志望者のための「少年声・女声・青年声」使い分けトレーニング
声優として複数のキャラクターを演じ分けるには、声の「高さ」だけでなく、
- 響きの位置(胸・口の中・鼻腔・頭頂部)
- 声帯の閉鎖具合(息漏れ多め=柔らかい/閉鎖強め=芯のある声)
- 喉の開き具合(広い=豊かな響き/狭い=幼い印象)
- 口腔内の形(縦に開く/横に開く)
を組み合わせて使い分けます。
少年声
声帯を軽く閉じ、響きを口の中の上部〜鼻腔に集めます。
お腹からしっかり息を支えつつ、喉は脱力。アニメのモノマネから入るのが習得の近道です。
女声(女性的な声)
メラニー法と呼ばれる、地声のまま喉を細めて高音を出す技法が代表的です。
喉仏を使わず、喉を少し狭めて発声します。最初は息漏れの多い軽い裏声から始め、徐々に芯を入れていきます。
青年声
胸〜喉の下部に響きを置き、ミックスボイスで地声感をキープしながら高めの音域を扱います。
声優の山寺宏一さんのように、響きの位置を自在に動かす練習が役立ちます。
重要なのは、「真似」から入ることです。
好きな声優・キャラクターを徹底的に聴き込み、モノマネをしてみる。
録音して原音と比較する。この繰り返しが、声色のバリエーションを増やす最短ルートです。
自宅でできるおすすめの1日の練習メニュー(声優志望者向け)
無理なく続けられる、1日20〜30分のメニュー例です。
| ステップ | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| ① ストレッチ | 肩・首・顔・舌・口周りをほぐす | 3分 |
| ② 腹式呼吸 | ロングブレス(息を細く長く吐く) | 3分 |
| ③ リップロール | 低音→高音にスライドさせる | 5分 |
| ④ エッジボイス | 声帯閉鎖の感覚を確認 | 2分 |
| ⑤ ハミング | 鼻腔共鳴を意識して音階練習 | 5分 |
| ⑥ 裏声→地声 | 換声点をスムーズにつなぐ | 5分 |
| ⑦ キャラクター発声 | 少年声・女声・青年声の使い分け | 5分 |
喉に少しでも違和感が出たらすぐに中止してください。
「痛みを我慢して練習する」は声優志望者にとって最も避けるべき行為です。
独学の限界と、プロのボイストレーナーに習うメリット
正直にお伝えすると、ご質問の内容(声が低くガラガラ・音域が狭い・声を痛めている・複数のキャラクターを演じ分けたい)は、独学だけで解決するのはかなり難しい領域です。
理由は以下の通りです。
- 自分の声を客観的に聴くのは非常に困難(録音しても本当の音は判別しづらい)
- 喉のどこに力が入っているか、自分では気づきにくい
- 間違ったフォームで練習を続けると、声帯を傷めるリスクが高まる
- 声優を目指すなら、声色のバリエーションだけでなく演技力・滑舌・表現力も総合的に磨く必要がある
ブラッシュボイスでは、声優志望者の方にも多くご来校いただいています。
プロのボイストレーナーがマンツーマンで60分かけて、
- 現在の声の状態を客観的に診断
- 喉を痛めない発声フォームの構築
- ミックスボイス・両声類・キャラクターボイスのトレーニング
- 滑舌・表現力・演技に必要な発声技術
をご要望に合わせて丁寧に指導しています。
オンラインレッスンにも対応していますので、お住まいの地域を問わずご受講いただけます。

まずは無料体験レッスンで声の状態をチェックしてみませんか
声優を目指す方にとって、声は何よりも大切な財産です。
今のお悩みをそのまま放置せず、まずは無料体験レッスンで現在の声の状態と、これから伸びていく可能性を一緒に確認させてください。
ブラッシュボイスの無料体験レッスンでは、
- 現在の音域・声質・発声の癖を丁寧に診断
- その場でビフォー・アフターを実感できるトレーニングをご提供
- 今後のトレーニングプランをご提案
を、しています。
「声が治るのか心配」「何から始めればいいかわからない」という段階の方こそ、ぜひお越しください。
一人ひとりの状態に合わせて、最適な道筋をお伝えします。
声優としての夢に向かって、確実な一歩を踏み出していきましょう。
ブラッシュボイス一同、心よりお待ちしております。
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