高音(高い声)を出すための練習について(地声 裏声 ミックスボイス)

    地声(表声)の声域を広げたい…
    裏声を綺麗に出したい…
    ミックスボイスを出したい…

    高い声が出ない

    「高音を出したい」といっても、出したい声の質によってボイトレの方法は全く違います。あなたが出したい高音は、どのようなものでしょうか?

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    地声(表声)を高い音域まで発声出来る様になりたい?
    裏声を綺麗に発声できるようになりたい?
    ミックスボイスを出せるようになりたい?
    ミックスボイスとはそもそも何でしょうか?
    またどの様に発声すればミックスボイスは成立するのでしょうか

    これらのボイトレ方法についてボイトレの観点から考察してみましょう。

    目次

    まずは高音の定義(生徒さんの目標)を決める

    高音とは発声的観点からどういうものを指すのかをまずは決める必要があります。
    生徒さんの質問から一番多いのがこの高音の発声方法です。

    地声(表声)をもっと上の音域まで出せる様になるにはどんなボイトレを受ければ良いですか?

    裏声を発声出来る様になる為にはレッスン上どんな方法がボイトレでありますか?

    ExileのATSUSHIさんみたいなミックスボイスとは一体どんな風に出せば良いんですか?
     練習方法のコツはありますか?

    以上の様なご質問が非常に多いです。

    高音発声の方法について

    生徒さんによって、出したい高音の定義(目標)が変われば、ボイトレ方法も変わってきます。ブラッシュボイスではまずカウンセリングをしっかりと行い、適切なボイトレを行うことを信条としております。


    以下、高音を「地声(表声)の高音」「裏声」「ミックスボイス」という3つに分類し、それぞれのボイトレ方法を解説しております。

    高音発声によくある悩み

    • 高音を出したい
    • 高音が出ない
    • 高音が疲れやすい
    • 高音が裏返る

    このようなお悩みはよく頂きます。高音に関する悩みにもお応えしていますのでこちらのページも参考にして下さい。

    実際に高音が出したいと悩んでいる生徒さんは多いです。

    高音が出ない原因としては、

    • 肩が上がっている。
    • 首筋が立っている。
    • 下あごに特に力みがある。
    • 首が前に出ていて姿勢が悪く見える。

    といったものが挙げられます。あとは、『喉を開く』ということができていない場合、高音の歌を歌った後に疲れたり、喉を傷めたり、声が裏返ってしまったりすることが多いです。

    こちらの記事を参考にしていただければと思います。

    高音の出し方・ボイトレ方法について

    高音が出ない!という悩みを改善していくには、生徒さんにもよりますが、

    • 『腹式呼吸』
    • 『共鳴(声の響かせ方)』
    • 『喉の開き』
    • 『裏声・ファルセットが出せる様になる』

    といったアプローチでボイストレーニングを進めて行くことが多いです。

    こちらは高音発声に役立つボイトレ方法をまとめたページです。

    エッジボイスについて

    ミックスボイスについては『エッジボイス』を取り入れることもあります。エッジボイスには声枯れを防ぐ、声帯閉鎖を促す、歌の表現力を高めるといった効果・目的があります。

    地声(表声)の高音(高い声)のボイトレ方法

    ボイトレで地声(表声)の音域を広げるボイトレ方法はもちろんあります。
    肉体改造をしなければならない!!とか、そういうキツイ事は一切ありません。

    ブラッシュボイスの腹式呼吸

    腹式呼吸について

    まず覚えなければならないのは腹式呼吸です。

    単純に発声する場合に、下腹部を凹ませて発声するのではなく、腹横筋という横腹の肋骨と骨盤の間の骨が無い部分の筋肉を横にせり出させる事を発声と関連付けます。

    この腹式呼吸の方法はボイトレを実際にボイトレ無料体験レッスンなどで受けて頂かないとなかなか伝わりませんが、仮に腹式呼吸をマスターしたとすれば地声(表声)の高音発声はかなり楽になります。

    また高音の音域を広げる事も可能になります。
    腹式呼吸をマスターすると同時に共鳴(咽頭内での声の響かせ方)もマスターすると尚良いです。

    地声(表声)で歌っているアーティスト

    地声(表声)で歌っているアーティストの具体例を挙げた方がイメージが湧き易いかもしれません。
    Superflyの志帆さん、Mr.Childrenの桜井和寿さん、など男女で挙げられますが、イメージして頂いてお分かりの通り、挙げても切りがないぐらい多いですよね。

    こういったアーティストさん達のように、高い声を張って出せる様になるにはどうしたら良いのでしょうか。

    地声(表声)で高音を発声するボイトレ手順

    手段1:腹式呼吸をマスターする

    腹式呼吸により、腹横筋を横にせり上げる。

    手段2:共鳴を取り入れる

    咽頭内で声を響かせるタイミングと腹横筋をせり上げるタイミングを合わせてある程度力強く発声する。

    手段3:呼吸の仕方をマスターしよう

    発声に対して必要な息の量を最小限に留めるボイトレをマスターする。

    以上の3つをマスターすれば高音の発声が楽になりやすいです。
    また音域も拡大拡張していきます。

    難しい点としては、多くの生徒さんがお腹周りの筋肉が硬くなってしまっていて、ほぐして行く事に時間がかかります。
    実は地声(表声)の高音の発声方法というのは、いかにお腹周りの筋力をほぐせるかどうか がポイントになって来ます。
    これはあまり知られていませんが、『力みを取る』という事は本当に重要なのです。

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    裏声を綺麗に発声するボイトレ方法

    裏声をきれに出そう

    裏声の事は音楽用語ではファルセットとも言います。
    以降はファルセットと表記する事もあります。


    裏声がきれいなアーティストの例

    裏声・ファルセットが上手に出せている有名アーティストの例を挙げてみます。
    地声同様に挙げれば切りが無いほど沢山いらっしゃいますが、代表的な所で、宇多田ヒカルさん、玉置浩二さんを挙げたいと思います。

    このお二人のように自由自在に裏声が出せる様になるには、どのようなボイトレをすればよいのでしょうか?

    裏声を綺麗に発声するボイトレ方法

    裏声(ファルセット)の発声方法は実は地声とあまり変わりません。
    まず腹式呼吸が出来ていなければいけない。
    これは共通です。
    共鳴もそうです。

    では、裏声とは地声(表声)に比べてどの様に発声方法が異なるのか?
    低音~高音の発声メカニズムを踏まえ、裏声のボイトレについて、解説したいと思います。

    低音~高音の発声メカニズム

    atama

    実は声は声帯で作られるのですが、この声帯が存在する場所は喉の場所で言う所の下咽頭という部分です。
    喉は大きく3つの部位に分かれています。
    上から上咽頭、中咽頭、下咽頭です。

    ミドルボイス

    無理なく発声出来る中くらいの高さの声の場合はミドルボイスと言い、これは中咽頭から上咽頭にかけてしっかり声を響かせます。
    ※ちなみに響かせる事を共鳴と言います。

    ヘッドボイス

    そして表声の高音から裏声(ファルセット)などの超高音域に関してはヘッドボイスと言います。
    ヘッドボイスは上咽頭に集中して共鳴させます。

    つまり、低い声は喉の下の方を響かせ、高い声になればなるほどに喉の上の方を鼻腔も使って響かせます。

    裏声(ファルセット)

    ファルセットというのは、上咽頭から鼻腔に掛けて共鳴させる発声方法です。
    そのため、腹式呼吸で横隔膜を押し上げる圧力の強さに比例して出し易くなります。
    裏声(ファルセット)の発声メソッドをボイトレの観点から文面で書き上げるとこの様に難しい内容になってしまいます。
    実際にレッスンを受けてみるとボイストレーナーが実践してくれるので分かり易く覚えて行く事が可能です。

    是非一度、ボイトレ無料体験レッスンを受けてみてください。

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    裏声・ファルセットの出し方やお悩み改善(かすれる・声量UP・換声点)についてはこちらのページもご確認下さい。
    裏声・ファルセットの出し方・コツや練習方法

    ミックスボイスの発声方法

    発声方法にはボイトレ業界では

    • 「チェストボイス」
    • 「ミドルボイス」
    • 「ヘッドボイス」
    • 「スーパーヘッドボイス・ホイッスルボイス」

    という4つの発声方法しかありません。

    例えば裏声なら上記4つの発声方法の中でどれに属するのか?
    と考えると「ヘッドボイスになります」と定義付けます。

    ミックスボイスとは。

    ミックスボイス地声と裏声の中間の発声方法です。

    ミックスボイスを身につける方法

    ミックスボイスを身につけるには、以下の1.2.3のすべてをマスターしなくてはいけません。

    1.チェストボイス

    特徴…息の量が発声に対して多い。
    「胸」で共鳴させる発声方法

    2.ミドルボイス

    特徴…息の量が発声に対して少ない。
    喉全体(上中下咽頭)を用いて「頭」で共鳴させる発声方法

    3.ヘッドボイス

    特徴…上咽頭での共鳴率が高くなる。
    上咽頭への共鳴を最も必要とする発声方法

    そのため、ミックスボイスは体得する事が大変難しい技術であると言えるでしょう。

    何となく息っぽく発声すれば良いんじゃない?という考えを持たれる生徒さんは意外に多いです。

    しかし、息っぽさが強くなり過ぎると、

    • リズムが悪くなる
    • 音程に支障が出る
    • 声がマイクに乗り辛くなる

    等々、色んな弊害が出てしまうものなのです。

    全ての発声方法をマスターできているか
    自分に合うミックスボイスの出し方、練習方法ができているか
    きちんと歌に生かされているか
    といった点を、ボイストレーナーと一緒に見極めながらボイトレしていくことが、ミックスボイス習得への一番の近道となるでしょう。

    実際のミックスボイスの練習方法に関しては、生徒さんそれぞれの特徴を理解した上で進めなければいけません。
    上記1~3を全てマスターしなければいけないので、大前提として腹式呼吸ができているかどうか、その上で共鳴ができるかどうか、そういった事が非常大事になってきます。

    『とにかく私はミックスボイスをマスターしたいんだ!』と思ったとしても、個人差があるので、『ではミックスボイスを1ヶ月で習得しましょう!』という風にはいきません。
    しっかり1個ずつマスターしていかなければ、ミックスボイスは成立しません。

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    ミックスボイスの出し方やお悩み改善(換声点が上手くいかない・声は出るが、弱々しいなど)についてはこちらのページもご確認下さい。
    ミックスボイスの出し方のコツや練習方法まとめ

    高音発声が素晴らしいアーティストさんの歌い方解説

    高音発声に定評のあるアーティストさんに関するご質問も良く頂きます。ボイトレの観点から解説しておりますので参考にして下さい。

    皆様のご質問もお待ちしております。独学や現在のトレーニングで効果が実感できない・・・そんな時は自分に合ったトレーニング方法や講師を見つけるのも良い方法と言えます。ブラッシュボイスでは無料体験レッスンを行っていますので、まずは気軽にご参加ください。

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