こんにちは。
ブラッシュボイス 関東代表トレーナーの鈴木智大と申します。
今回はボイトレで演歌を学んでレベルアップする方法、こぶしやビブラートのやり方、あとは演歌を学ぶ上でのボイストレーナーの選び方について解説していきたいと思います。
この記事で学べる事は、
- こぶしとは演歌において必要不可欠なテクニックである
- 演歌では緩やかなビブラートを多様する
- 演歌はフレーズを伸ばす事が多いので、声の安定感が大事
- もしボイストレーナーから演歌を習う場合は演歌専門のトレーナーじゃなくてもOK
です。
では早速解説していきましょう。
演歌のこぶしとビブラート、歌唱力レベルアップ方法とボイストレーナーの選び方
最近は若い人でも演歌を聴くと言う人、演歌を歌うと言う人がちらほらいますし、若い世代の演歌歌手も出てくるようになりました。
まだまだ好きな層は60代以上に集中はしているものの、昔よりも幅広い世代に浸透してきているイメージがありますね。
カラオケランキングにおいても演歌はとても人気なジャンルの一つです。
そんな演歌ですが、ボイトレではどのように練習していけば良いのか、またどのような先生を選べば良いのかについてお話ししていきたいと思います。
演歌は特に、声の安定感が大事
演歌は全体的にローテンポな(テンポが遅い)曲が多く、フレーズを伸ばすことも多いです。
その為、声を伸ばしたり言葉をきれいに繋ぐ為に声をまっすぐ伸ばし安定させる事は必須項目です。
もちろんどのジャンルの歌も声の安定感は大切ですが、演歌は特にそれが目立つのでより完成度の高い安定感が求められます。
具体的なボイトレの練習法としては、【ボイトレノウハウ2】ロングブレスなどになります。
基本的には、演歌は特殊なジャンルとして見られがちではありますが、基礎的な部分はポップスなどとも一緒になります。
こぶしとビブラートコントロール
なんと言っても、演歌には「こぶし」がつきものです。
これを抜きには味が出ないですし、演歌とは言えないでしょう。
「こぶし」といのうは言葉だけでは説明が難しいですが、音(ピッチ)を一瞬くいっと上げて、もとの音に戻す手法です。
こぶしについてはこちらのページも参考にしてみてください。
演歌歌手の山内惠介さんの歌い方 芯のあるまっすぐなビブラートについて
ビブラートとこぶしの違い
また、演歌にて使われるビブラートはポップスのような細かなビブラートではなく、緩やかなビブラートです。
これは単に技術でやるだけではなく、緩やかなビブラートをやることによってそこに感情の波を乗せる。
演歌は特に人の深い人生の味を歌い上げることも多い為、このテクニックでさえ気持ちを乗せる必要があるのです。
ビブラートについては、得手不得手もあるかと思いますが、できない方は頑張れば習得もしていけます。
ビブラートの習得方法、練習方法については下記にて学べますので是非読んでみて下さい。。
ビブラートのやり方・かけ方やお悩み改善(かけられない できない 小刻み / ゆるやかなどの表現ができない など)についてはこちらのページもご確認下さい。
ビブラートのやり方・かけ方、その練習方法やコツ まとめ
演歌の先生、ボイストレーナーの選び方
演歌をカラオケで上手に歌いたいからきちんと習いたい、けどボイトレ、ボイストレーニングなんてやった事もない。
そんな方は、一体何を基準に先生を選べば良いのか?
通常、ポップスをやられているボイストレーナーの先生方でも基礎的な部分はしっかり学べるので、ボイトレ初心者であれば、割とそこまで構えて先生を選ぶ必要はありません。
カラオケを楽しみたい、基礎的な発声を伸ばしていきたい、という事であればブラッシュボイスでもボイストレーナー全員が対応可能です。
もしプロの演歌歌手になりたい、CDを出したいという事であれば、専門的に演歌を教える事ができる、経験も豊富な先生をオススメします。
演歌は奥が深いです。
男女のことや人生を掛けた歌など、経験していない人間が歌うには難しい表現なども多くあります。
その為、プロを目指していくのであれば、出来ればそういった経験や演歌の歌唱技術が豊富な先生を選ぶと良いでしょう。
体験レッスンなどでは、人柄で選ばれる生徒さんも少なくないようですが、重要なのは自分自身の足りない部分をしっかり教えてくれて、適当に「楽しければOK!」という空気感を出さないボイストレーナーがおすすめです。
せっかくお金を出して習うのですから、きちんとした先生を選んでもらえればと思います。
是非これから演歌をやる!という人に参考になると嬉しいです。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大