こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの立花香穂里です。
今回は、『高い声が出せない原因と改善するボイトレ』というテーマでお話していきたいと思います。
カラオケで歌いたいアーティストのキーが高すぎて歌えないという方も、高音発声のボイトレを行うことによって、少しずつキーを挙げていくことが可能になります。
是非、参考にしてみて下さい。
高音の出し方やお悩み改善(高音が出ない かすれる 裏返る など)についてはこちらのページもご確認下さい。
高音(高い声)を出すためのボイストレーニング(地声 裏声 ミックスボイス)
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高い声が出せない原因
まず、高い声が出せない原因についていくつか挙げていきたいと思います。
大まかに言うと「高音になるほど力が入る」からなのですが、具体的に言うと、
・肩が上がっている。
・首筋が立っている。
・下あごに特に力みがある。
・首が前に出ていて姿勢が悪く見える。
などのポイントがあります。
自分にも思い当たる点がないか、鏡を見てチェックしてみてください。
身体の各部分の力を抜いていくだけでも、発声が楽になります。
顎~肩周辺に関しては、呼吸・音程のコントロールに関わる筋肉がたくさんありますので、まずリラックスすることで声帯を柔軟に使えるようになります。
また、「高音になると力で出さなければならない」(そんなに実は高くない音でも)「高い音と思いこみすぎて緊張してしまう」などの気持ちが強いと、余計体に緊張を与えてしまいます。
高い声を出すのに必要なこと
では高い声を出すのに必要なこととはどんなことでしょうか。
声帯が柔軟であること
声帯は音程を取るだけでなく、裏声・地声を使い分けたりを瞬時に行っています。
のどに力を入れてしまってはかえって声帯が柔軟に動くのを妨げていることになります。
声帯以外の身体を使ってサポートできること
腹式呼吸を使うことで安定した息を送り続けることで、声もまっすぐ出すことができます。
また力強い声を出す時には、瞬発力が必要になりますので、声を出す瞬間に向かって体全体の力を入れるタイミングを揃えることが重要になります。
つまり、出したい音の高さに声を持っていくときに、声帯や身体が準備できていることが大切で、力よりも高音を要領よく出すために身体が使えることが必要になってきます。
高い声が出せないのを改善するボイトレ
高い声を出せるように改善していくボイトレにはアプローチの仕方がいくつかあります。
まず、高音を出すトレーニングの前に、
・上半身の脱力をする。
・腹式呼吸を身に着ける。
・まず自分に合うキーで歌ってみる。
など、喉周辺のリラックスができるような発声を心がけていきます。
そして高音の発声に大切なのは、以下のポイントです。
声帯が柔軟に動いているイメージをする。
「喉仏を動かさず歌いましょう。」などというのを聞いたことがあるかもしれません。
試しに自分の喉仏を軽く触りながら低音~高音へと「mn-」とハミングで上がっていくとわかりますが、音が高くなるほど喉仏が上がっていくのを感じると思います。
喉仏を絶対上げて歌ってはいけない!!…とは言いませんが、なるべく広い音域で喉仏がガタガタと動きすぎることなく歌えるようにするとよいです。
喉の開け方を身につける。
顎に力がはいらないように口の開け方を工夫することで脱力ができること、口がきちんと開くと喉仏の位置も安定することができ、高音で力まずに歌えるようになります。
舌根に力がはいらないようにする。
そして、高音発声に大切なのは実は舌です。舌の付け根(舌根)に力が入っていると高音が伸びにくくなります。舌根の力を抜くには巻き舌を練習しましょう。
低音~高音~低音とぐるっと円を描くように巻き舌で発声できると高音がだんだん喉を詰めずに歌えるようになります。
共鳴している感覚を身に着ける
高音発声で感覚的にも大事なのが響く感覚を身に着けることです。音は高くなるほど、身体の上の方に響いていくような感覚があります。
高音の発声が苦手な人ほど、身体の前の方しか使っていないような感じで声帯にも圧をかけてしまいがちです。ハミングはもちろん、よく「頭の上の方に抜ける感じ」などと言ったりしますが、実際は身体の後ろ側を使えるようにイメージできると声が出しやすくなります。
音域を広げるボイトレ
高音は喉周辺の力を抜いて出す感覚をつかめていくと、音域を伸ばしやすいです。
ブラッシュボイスでは高音発声に苦手意識のある方に、まず声が出にくい原因を改善し、高い声まで音域を広げるボイトレを行っております。
是非一度、ボイトレ無料体験レッスンにお越しください。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/立花香穂里