こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回は「カラオケでビブラートを出すコツ・ボイトレ方法」についてお話しして行きたいと思います。
ここ数年大人気のカラオケ「精密採点」。ビブラートの採点があがらない・・・ビブラートが上手くかけられない・・・という悩みをお持ちの方も多いようです。
一言で「ビブラート」と言っても、歌い手さんによってもその質は異なります。どのようなビブラートが良いのか、ビブラートはそもそも何なのか、どのようにすればビブラートができるのか、順に解説していきます。
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ビブラートのやり方・かけ方やお悩み改善(かけられない できない 小刻み / ゆるやかなどの表現ができない など)についてはこちらのページもご確認下さい。
ビブラートのやり方・かけ方、その練習方法やコツ まとめ
ビブラートとは?
ビブラートとは、「ある基盤になる音を中心に、一定の周期で音を揺らす」というテクニックです。
例えば基盤になる音が「ソ」の音だとします。音符上は「ソ」の音だが、「ソ」を中心として音を揺らすのです。この時、揺らしすぎて「ソミソミソミ」と音が下がりすぎてはNGです。
「ソ」に対して半音以内の音を行き来するのが一般的にキレイなビブラートと言われています。
そして、声の揺れは一定周期でなければなりません。「ソ」から少し低い音に行き、また「ソ」に戻るまでの時間が常に毎回一定、ということですね。
どのようなビブラートが良いのか
ビブラートの周期については個人差があります。例えば演歌ではこの周期がとても長く、とても緩やかなビブラートです。
対して宇多田ヒカルさんやCHEMISTRYの川畑要さんなどはビブラートの周期が短く、とても細やかなビブラートです。
どちらが良い悪いというのはありません。好みですが、曲の雰囲気やフレーズによって、適切なビブラートを使い分けられるととても良いですね。
「ビブラート」ができない人の特徴・5コのチェックリスト
まずは、ビブラートができない人の特徴についてです。
・腹式呼吸が出来ていない
・肩や胸、顎などが力んでいる
・発声した声の息の割合が多い
・ロングトーンが不安定
・喉の開閉が安定的でない
以上が挙げられます。
裏を返せば、これらが解消できればビブラートが上手くできるということになります。
カラオケでビブラートを出すコツ・ボイトレ方法
では、実際にビブラートの音源を交え、ビブラートを出すためのボイトレフローを解説したいと思います。
腹式呼吸・脱力
ビブラートを出すために、まずは基本である腹式呼吸、脱力を行います。そして母音の「あ」で、出しやすい音程で結構ですので、ロングトーンでまっすぐ発声できるか試してみて下さい。これが出来なければビブラートもキレイに出せませんので、必ずマスターしましょう。
これがマスターできたらビブラートの練習に移ります。
喉の開閉・ビブラート音源
この時、ロングトーンを発声しつつ喉の開閉を行います。息が多いと失敗しやすいので、出す声はあくまでもまっすぐなロングトーンと同じです。声を安定的に揺らすことができれば成功です。
私が「あ」でビブラートを行った音源を載せておきますので参考にしていただけたら幸甚です。
ゆったりしたビブラート
早い波のビブラート
ブラッシュボイスのボイトレについて
ビブラートは高等歌唱技術で、基礎が出来ていなければ出来ないテクニックです。時間はかかったとしても諦めずにボイトレしましょう。練習すること自体が歌唱技術を高めることに繋がります。
ブラッシュボイスでは、ビブラートのような高等テクニックについても一から丁寧にレクチャーしております。是非お気軽にボイトレ無料体験レッスンにお越し下さいませ。
株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大