ウィスパーヴォイスのボイトレ方法や定義、参考になりそうなアーティストさんについて開設しています。
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ウィスパーヴォイスのボイトレ方法について
Monday, February 08, 2010 8:43 PMに頂戴した質問
質問投稿者:まっちーさん
質問タイトル:『ウィスパーヴォイスの練習方法』
以下質問内容:
ウィスパーヴォイスの練習方法。
教えてください!!
以下回答
こんにちは。
ボイストレーナーの青木です。
>まっちーさん
まずは基本的な正しい発声方法をマスターする
まずは基本的な正しい発声方法をマスターする事が先決です。
そのマスターの仕方についてはボイトレノウハウの1~13をご確認頂くとして。
それらを理解し、練習し、マスターしたらウィスパーボイスです。
ウィスパーボイスは囁く声という風に日本語に直訳されるのですが。
囁き声というのは息の多い状態のぼそぼそしている質感を表します。
ウィスパーボイスの発声方法
簡単にウィスパーボイスの発声方法を伝えると。
通常の発声に息を多量に足したらokという事になります。
では、なぜ通常の発声を理解しないといけないのか?
それは声の抜けが重要だからです。
声の抜けについて
声の抜けは何々ボイスでやるにしても、無条件に重要です。
抜け…つまりマイク乗りの良い状態じゃないと、存在感が出ません。
特にウィスパーはマイク乗りが悪くなる発声方法ですから、抜けを理解していないとどうにもなりません。
そういう意味で基本発声を理解し、それを崩してやる応用として考えるのがこのウィスパーボイスなのです。
ウィスパーボイス自体の練習方法というのは特にないです。
もともと発声的なものではありませんので、自由に崩して頂いて良いと思います。
ウィスパーボイスのアーティストについて
2009年06月03日 23:34に頂戴した質問
質問投稿者:まさきちさん
質問タイトル:『ウィスパーボイス』
以下質問内容:
質問です。
ウィスパーボイスについてなんですが、ぼくは「囁くような」歌い方だと思ってました。
カヒミ・カリィさんの様な歌手はウィスパーボイスなんだと思っています。
先日、ルルティアと言う歌手がウィスパーボイスの歌手だと聞き、聴いてみたんですが、驚きました。
今まで自分が考えていたウィスパーボイスというものとは、違うように感じられたんです。
彼女達の違いは何なのでしょうか?
またぼくは男性なんですが、今まで聴いた男性のウィスパーボイスの方々はハスキーな歌声でした。
ぼくはハスキーというよりは、もっと澄んだ感じのウィスパーボイスを出したいと考えています。
そのイメージに合致するのは、今まで聴いた中では女性のほうが多いのですが、男性では無理なのでしょうか?
長文申し訳ありません。
一応チェックは入れましたが、既出のでしたらすみません。
よろしくお願いします。
以下回答
こんにちは。
ブラッシュボイス代表の青木です。
ウィスパーボイス=囁くような声
で正解です…。
正解というか、一般的に認知されている解釈としては上記のものであってると思います。
まず、
・カミヒ・カリィさん……
完全にウィスパーボイスです。
・ルルティアさん……
この方は純正なウィスパーではありません。
歌い回しで語尾を息っぽくしているというのが正しい言い方だと思います。
どちらかと言うと全体的にウィスパー気味ではありますが、純正なものではないと思います。
男性のウィスパーボイス。
これは例えば、EXILEのATSUSHIさんなどはそうだと思います。
ミックスボイスというよりもウィスパーに近いとは思います。
純正なウィスパーではありませんが、男性でウィスパーに近い歌い方を最近の歌手で言うならまず挙げておきたい所です。
中期の安全地帯の玉置浩二さんもウィスパーです(古いですけどね)。
純正な手段でウィスパーを歌っていると思います。
現在の玉置さんについてはウィスパーではないです。
徳永英明さんなどはハスキーボイスというのが正しいでしょうね。
息っぽいという要素がウィスパーですから。
徳永さんはハスキーな声質という事で分類出来ると思います。
以上のように例を挙げて説明させて頂きました。
ヒントになれば幸いです。