声帯に異常を感じたらチェックしてほしい7個の項目

こんにちは。
ブラッシュボイス・関西ボイストレーナーの堀口です。

  • 声帯の痛み・むくみを感じたら
  • 発声時に異常を感じるが、どこに原因があるのだろう・・・
  • 今回はそのように考えている方にチェックしてほしいボイトレの項目をまとめました。

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目次

声帯を痛めると、こんな声になる

喉、咽頭の腫れとは違い、声帯に傷や腫れがあると、

・声がかすれる
・声が出ない
・声がいつもより低い
・ある音域だけが出ない
・いつもより息漏れが多い

のような症状が現れます。

単純に高音が出ない・・・といった場合は、喉の力みや発声方法の間違いが原因のことが多いです。では、声帯を痛める原因となるような行動がなかったかチェックしてみましょう。

声帯に異常を感じたらチェックする7項目

いかがですか?上記のチェック項目にあてはまるもの、または似たような行動で思いあたることはありましたでしょうか。

それでは、これらの症状が起こる原因として考えられる声帯の状態をもう少し詳しく分類してみましょう。

チェック項目1~3が当てはまる方

チェック項目1~3のように突然大声で怒鳴ったり、無理に高い声を出そうとしたりなど、一瞬の声の酷使でできるのが「声帯ポリープ」です。

「声帯ポリープ」という言葉は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?ポリープができると高音域だけでなく、地声・裏声すべての声がかすれます。

ポリープは声帯の粘膜に内出血が起きて血豆のようなものができた状態です。ドアなどに指をはさんだ経験がある方はわかりやすいと思いますが、血豆はしぼむと自然に治ります。

ですが、あまり大きいポリープの場合は手術で取る方が多いです。

チェック項目4~6が当てはまる方

チェック項目4~6のように、運動部で大きな声を出す方、子育て中のお母さん、もちろん定期的にライブをされている方などは「声帯結節」になりやすいです。

「声帯結節」は声帯にできるタコです。指にできるペンダコや足の裏にできる硬いタコのように、長く同じ部分を酷使することで皮膚が腫れ硬くなったものです。

また、ポリープがしぼまずに固まって結節になることもあります。声帯結節は声帯ポリープと違い痛みを感じることが多いようです。全部の音域で声がかすれることはあまりないですが、息漏れが多い声になります。

声帯結節はほとんどの場合、自然消失するようですが、数日経っても声が出なかったり、痛みがとれない場合は治療が必要でしょう。

チェック項目7が当てはまる方

チェック項目7のようにむせたり、息切れの症状がでたりする方に考えられるのが「声帯麻痺」です。声帯を動かす筋肉に指令をだす神経の損傷により声帯が閉じにくくなり、声がかすれることもあります。

大声を出すだけでなく、咳やくしゃみなどでも声帯を酷使することで声帯ポリープや声帯結節などができ、声帯が閉じない、閉じにくくなるために声がかすれる・声がでない・思い通りの声が出ない等の症状が現れるのです。

とはいえ、声帯を使わずに生活するのは難しいことです。あまり神経質になる必要はないですが、声帯のケアについて少しご紹介しておきます。

声帯のケア方法

  • こまめに水分補給する(お茶やコーヒーなどは利尿作用があるため逆効果です)
  • マスク・加湿器を利用する(乾燥すると声帯が傷つきやすくなりますので、空気が乾燥しやすい冬場は特に注意してください)
  • アイシング(長時間話した、長時間歌ったなどのあとは氷で冷やしてあげると疲労が蓄積しにくくなります。声帯周りの筋肉は繊細で小さいので1~2分で充分です)
  • 過度なアルコール摂取や喫煙は控える(お酒を飲むと声帯の水分が奪われた状態になります。喫煙は熱い煙を吸い込むときに声帯を通ります・・・やはりこれは外せないですね)

また、歯と歯の隙間から「スー」と息を細く長く吐くトレーニングを続けると吐く息が整い発声に余裕ができて喉の力みや負担が軽減します。10秒、20秒・・・と少しずつゆっくり長く続けてみてください。

ブラッシュボイスのボイトレ

ブラッシュボイスではみなさまの声を丁寧に聞き分け、それぞれにあったボイトレ方法をご提案いたします。今回ご紹介させていただいたように、声が出ない・かすれるなどは発声方法が原因でないこともありますので、ぜひ一度ボイトレ無料体験レッスンにお越しいただきお気軽にご相談ください。

関西ボイストレーナー/堀口 愛子

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