今回は『歌とハート』の関係についてのボイトレノウハウです。
心で歌うとは何なのか?という事をテーマにしてみました。
さて、ボイストレーニングは歌の技術を高めるトレーニング。
その通りなんですが、他の楽器に比べるとボーカリストというのは表現の仕方が全然違います。
ピアノもギターもその他の楽器も基本は音符を追います。
しかし、歌い手は言葉も追わないといけないという意味で他の楽器と決定的に異なります。
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ボイストレーニングだけでは感動させる歌は歌えない
歌はボイストレーニング的な技術だけでは感動させる事は不十分。
声がしっかり出ているとか、音程がビシッとはまっているなど、そういう音楽的な部分での感動はボイストレーニングで十分賄えます。
しかし、歌の本当の感動はもっともっと別の部分にある。
別の部分というのが”言葉”だったり、”感情”だったりです。
歌はハートを如何にして表現するかという事が大事です。
抽象的な話に見えて、実はこれも立派な技術です。
僕は歌詞の言葉をよく理解して下さい!というのも大事ですが、それでは余りにも不透明な説明になってしまいますので、ここではさらに具体性を出して解説したいと思います。
心に響く歌を歌うにはトーンが大事
ではどうすればいいのか。
考えてみましょう。
普段の日常の会話。
例えば、恋人に振られたとか、親しい人間が亡くなったとか。
本当に本当に悲しい事があったとして、それを知り合いに相談する時。
真剣に悲しい口調や、顔をするから伝わりますよね。
相手も親身に聞いてくれるはず。
会話の中にその悲しい思いをした人の…所謂、『人となり』というのがそこにあるからです。
それがあると、相手は自然と耳を傾けて聞き入ってしまうわけです。
でも歌になるとそうじゃない人(不自然な表現をするボーカリスト)が沢山いるのです。
表情が不自然だったり、唇がどうも堅かったり(違和感がある)。
それを取り除いてやらないと説得力がある歌を歌う事はまず不可能です。
だから、何度か他のノウハウ記事でも力を抜くという事の大事さを訴えてきました。
力が入ってしまうから、”話をするようには歌う事”が出来ないんです。
歌とハートの関係を示すものは他にもあります。
例えばスナックで歌ってるおじさん。
ほとんどのおじさんの歌はそんなに上手ではありません。
しかしながら、その歌に思い入れがあったり、普段の喋り方と同じトーンで歌われたりするとピッチやリズムが悪くてもちょっと心に響くなと思う事はありませんか?
良い歌を歌うなって。
※スナックでお酒に酔っているというのもあるかもしれませんが。笑
今日は歌はボイストレーニングでやる表面的な技術だけでは上手くならないという事をお伝えしました。
歌において大事なものはもっと深いところにあります。
もちろんボイストレーニングが大事ではない、という事を言いたいわけではありません。
技術がある上で表現力をつけていく、そういったニュアンスに近いお話です。
ブラッシュボイスは生徒さんのそんな部分のサポートになれればと思ってます。


