ボイストレーニングをする前に知っておきたい専門用語などの予備知識・基礎知識

こんにちは。
ブラッシュボイス・関東代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

これからボイトレを始めよう考えている方、始めたばかりの方へ、ボイトレをする目的や実際の変化などについてお伝えしていきたいと思います。

折角始めるのであれば何のためにやるのか、どんな変化が得られるのかなど知っておいた方がモチベーションにも繋がりますので是非おさえていただけたら幸いです。

目次

ボイトレをする目的

そもそも何のためにボイトレするのか?通われる生徒さまにより様々ですが、多岐に渡ります。

  • 歌唱力の向上
  • 声を強くする
  • 異性にモテたい
  • 音痴の改善
  • 滑舌の改善
  • 健康のため
  • ストレス解消
  • 通る声を作る
  • 聞き返されない声を作る
  • 説得力のある声を出す
  • 長時間の発声にも耐えられる強い喉を作る
  • 声や喉の病気のためのリハビリ etc…

実に様々な目的がありますが、基本的には基礎の発声技術を身につけて、それぞれの悩みや目的を果たすことを目指します。

声というのは人に与える印象としてはとても大きいものです。普段から使っているものだからこそあまり問題意識も生まれにくいですが、その効果は絶大です。

ボイトレでどう変わる?

ではボイトレすることで何がどう変わるのか?

まずは声。
根本の声質は変わりませんが、ある程度理想の声に近づくことは出来ます。極端な例として、モノマネ芸人さんは実に様々な人の声色をマネています。

モノマネをするわけではないものの、発声の仕方一つで声の印象を変えることは可能だということです。

そして楽に通る声。ボイトレを続けると、声が楽に出せます。小さな声から大きな声まで、そして長時間の発声についても疲れにくくなります。

もちろん声帯を動かす筋肉をずっと使い続けていれば疲労はしますが、正しい発声技術を身につけると疲れは3分の1にも4分の1にも抑えることが出来ます。

そして更に通る声が出せるということ。歌ではキレイな声に繋がりますし、話し声では聞き返されない・聞き苦しくない声が作られます。

これは人に与える声の印象を良いものにする大きな要素です。(もちろん異性に対する印象も良くなります)

一生付き合う自分の声と一度は向き合ってみてはいかがでしょうか。

ボイトレ用語のご紹介

ボイトレを始める方が覚えておくと良い専門用語・ボイトレのメニューについてまとめました。

エッジボイス

エッジボイスとは、ぶつぶつと途切れるような発声の事を指します。

声枯れを防ぐ、声帯閉鎖を促す、歌の表現力を高めるといった効果・目的があります。

歌唱テクニック・表現としてのエッジボイス
高音・ミックスボイスのボイトレとしてのエッジボイス

グリスアップ・グリスダウン

グリスアップ・グリスダウンのボイトレは、発声可能な最高音から最低音までを一つなぎでスラーで発声するトレーニング方法です。

抑揚をつける、換声点を無くすといった効果・目的があります。

裏声と表声の切り替えを滑らかにするボイトレ方法

腹式呼吸

腹式呼吸はお腹周りのみを動かして行う呼吸法のことです。

肩や喉に無駄な力みを与えず、楽に発声するために必須のボイトレメニューです。

発声練習・腹式呼吸の習得におすすめのボイトレ方法
腹式呼吸とあわせて行うとよい上半身の脱力
【ボイトレノウハウ1】腹式呼吸 (図解あり)

リップロール

リップロールは、唇をブルブルと震わせながら発声するボイトレメニューです。

表情筋や声帯、舌をリラックスさせて発声できるため、ウォーミングアップとして行うことが多い。また、グリスアップグリスダウンもリップロールで取り入れると声帯のストレッチ運動が可能。

【ボイトレノウハウ9】リップトリル・リップロールの意味、やり方、コツや秒数について

スタッカート

スタッカートとは、音を短く切って発声することです。

「ハッハッハッハッハッ」とお腹の動きを意識しながら行う。腹式呼吸が苦手な方がより腹式呼吸を意識することができるボイトレ方法の一つです。

歌の中ではアクセントや表現として取り入れられる。

芯のある・力強い歌声を出すためのボイトレ スタッカートについて

ソルフェージュ

ソルフェージュとは、理論と聴音による音階を使ったボイトレメニューです。

ピアノの音に合わせて発声することで、音程のトレーニングが出来ます。また、リズムや腹式呼吸、姿勢など他の項目に対してもチェックすることが可能。

ソルフェージュによる発声練習

共鳴

共鳴とは、声に響きを与えることです。

人間の口や鼻などの空洞に声を響かせることで、楽に芯のある声を出すことが出来ます。歌手の方の声の響きがキレイなのはこれを行なっているからです。

【ボイトレノウハウ6】共鳴 (図解あり)

ボイトレメニュー 専門用語まとめ

いかがでしょうか?ボイトレをなんの目的でやるのか、どう変わるのかという点についてお伝えしました。

ボイトレは基本的にボイストレーナーに教わったことを家で繰り返し行うことで身についていきます。劇的に変化することもありますが、継続することで少しずつ変化が表れてくる部分もあります。

是非目的を明確にして行うようにしましょう。

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ボイトレ簡単質問箱

株式会社ブラッシュボイス
関東代表ボイストレーナー/鈴木 智大

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